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事業承継 後継者は投資を意識する

みなさん、こんにちは。

梅雨明けと喜んだ途端に本格的な夏となり、最高気温35℃の声をきくと、途端にこの暑さ勘弁して〜、と誠に勝手な経営コンサルタントの堀口隆広です。

昨日は、お金の性質や使い方についての話であったが、本日はその続きで、投資について考える。

一般的に日本人は投資に対して消極的であり、欧米等と比較してあまりも関心がない。

なぜか?

戦後の人びとのお金に対する考え方がある。

基本的に、日本ではお金に対して関心をもつことはあまり良くないこととされ、家庭内や学校で積極的にお金の話をしない。

お金に関して、親子の会話はせいぜい以下のようなものである(我が家もそうだった)。

お小遣いはコツコツと貯めなさい。お金の無駄使いはダメ、大切に使いなさい。お金は貯めておくといつの間にか増えてくる。

ここには、お金を貯めることは良いこと(善)だが、最低限必要なものに使うことを除いて、基本、使うことは良くないこと(悪)との考え方が潜んでいる。

一方、米国では、子供の時代から、投資についての考え方を教える。少し、行き過ぎた考えもあると思うが、基本、お金は使うものであり、どのように使い、どのように廻すかを教える(お金の性質に合致している)。

日本は、個人でも現預金での金融資産が1,000兆円を越え、企業でも相当の内部留保を抱える。

また、これが美化されているところがあるが、逆に、いいように国に利用されている(いくらでも国債を発行できる)とも言える。

今後の企業経営においては、この投資の考え方が必須である。投資をしない(リスクを冒さない)のであれば、会社は小さくまとまり、やがて衰退する。

後継者の方には是非、考えて欲しい。

あなたは、リスクを冒して投資できますか? 

場合により、連帯保証をしてでも投資できますか?

この決断ができないのであれば、会社を継ぐのをやめる必要があるかもしれない。

経営者になる必要性はない。経営は第三者、もしくは従業員に任せて株主として振る舞ってもよい。M&Aで売却することも可能である。

選択は自由である。

本内容が、皆様にとって少しでもお役に立ちましたら幸いです。

可能性は無限大

堀口隆広

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