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成果主義について

こんにちは、日系IT企業に18年勤務し現在は外資IT企業で働いているホリケンです。

日系企業と外資系企業を比較するときに最も引き合いに出されるのが、

成果主義

だと思います。

成果を出したかどうかが評価に非常に影響する、ということですね。ここで言う「評価」とは、給料あるいは賞与(外資の場合は年棒制で賞与がない事がほとんどですが)と言い換えることもできます。

たしかにそのとおりで、外資では出した成果に応じて給料が大きく変わります。このことをリスクと考えて、日系企業を選ぶ人も多いでしょう。

しかし、この「評価」を「周りからの評判」と捉えるとどうでしょうか?

日系企業と外資系企業で違いがあるでしょうか?

私は違いはないと思っています。日系企業だろうが外資系企業だろうが、成果を出す人は周りからの評判もいい傾向にあると思います(一部の結果を出すためにはどんな手段もいとわない人を除いて)。

外資系企業は成果を出せば給料が増えるわけですから、全員成果を出すことに邁進します。そして、個人の成果はチームの成果、チームの成果は組織の成果に直結します。そのため、多くの人がチームに対する貢献意識は高いです。なぜなら、チームの成果が上がることはすなわち自分のせいかが上がることにつながるからです。

この点において、私は日系企業よりも外資系企業のほうがチームワークとしてよく機能しているのではないかと考えています。

日系企業は成果を出すかも大事ですが、成果を出すためのプロセスを評価します。しかしこのプロセス、可視化・数値化が難しく、それゆえ評価も大変難しいのが実態です。この難しい評価を人間がやるわけですから少なからず感情面が入り込み、公正で透明性の高い評価からずれていく傾向があります(実際私の経験した4社の日系企業すべて、評価の透明性は低かったです)。

その結果、日系企業では上司の点数を稼ぐことに邁進し、結果を出さない人が増えていく傾向にあると思います(実体験に基づく感想です)。

いっそのこと日系企業もすべて成果主義にすればいいのに、と思ったりしますが、社内の大多数が抵抗勢力となるために実現できないのでしょう。

みなさんはどう思いますか?

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