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【読了】『新地方論』小松理虔 著

「地方」と「都市」と云う二項対立ではない視点から、10のテーマで考える。

『新地方論』小松理虔 著
光文社新書 (2022.10.30)

第一章 観光より

「シティプロモーション」
・ 観光は、地元と観光客が共につくるもの
・ 観光と「一時的な市民(関係人口)」として接しよう
・ 観光客は、そこに暮らすコミュニティに貢献できるはず
・マスメディアへの、市民からの発信が大事
p.28

事例紹介:いわきの「igoku」
観光客としてのそれではなく、受け入れる側のそれ。
地域と関わりを持つ人達「関係人口」
p.34

第二章 居場所より

「居場所」のイメージ
・ 自分が存在できる場所。
・ 自分が守られているような場所。
・社会から断絶することなく命が守ることが出来、安心できる場所。
そんな場所が失われつつある。
居場所 = コミュニティ
p.39
事例紹介:オルタナティブスペース UDOK

「いる」と「やる」
「孤立感」でもなく「閉塞感」でもなく
pp.48〜52.

第三章 政治より

東京一極集中のスパイラル p.74〜

第四章 メディアより

ローカルの再定義
リモートの対義語 p.110
向こう側ではなく、こちら側。
人もまたメディア p.111

第五章 アートより

「東京ビエンナーレ2020〜2021」

「東京ビエンナーレ/公式Twitter」

「社会とアート」「福祉とアート」p.115
アートがつくるコミュニティ p.116

『アートプロジェクト文化資本論』中村政人 著 晶文社 (2021)

第六章 スポーツより

スタジアムと云うコミュニティ p.149
まちづくりとスポーツ p.153
『スポーツ地域マネジメント』学芸出版

第七章 食より

大量生産を、あえてポジティブに考える。
その土地で、顔の見える関係で食べると云う事は、マイナーな事。
「安価な材料で、できる限り質の高いものを安定的に、かつ大量につくる。」ことは、大変な技術とノウハウが必要がいる。
p.189 

『フード左翼とフード右翼』
食で分断される日本人
速水 健朗 著
朝日新書 (2013.12.13)

ブックレビュー

第八章 子育てより

あらためて考える「地方と子育て」
教育

第九章 死より

不確実さ

第十章 書店より

見直すことと思考すること
書斎は居場所
キーワード:私のお気に入り
「マイ フェイバリットブック」

最終章 おわりにより

地域の成り立ちや課題について考えるうちに、自分の思考の解像度が上り、地域を捉える目線がみがかれる。
p.270
「食」と「子育て」の親和性は高い。
「観光」とも結びつき、食を楽しむ場所が「居場所」になるかも知れない。
p.271
自分が 今 暮らす地域で、自分らしく、幸せに生きるには。(ウエルビーイング)
p.272
この本の読書の方々、それぞれの「新地方論」を書いて欲しい。
p.274
2022.11.13.

【追記】2022.10.29.

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