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2021年春、観ているテレビドラマのメモ

テレビっ子ではない僕が、4〜6月期のテレビドラマを4本も観ている。

それなりにやるべきことも多いが、料理や家事をしながらTVerで観ることが多い。1クールで4本は、過去最多かもしれない。(そもそも2020年に観たドラマは「半沢直樹」だ)

内容はもちろん、キャスティングやテーマの妙を感じることも多く、ドラマ制作に関わる人たちの気概を感じるのだ。

途中で観るのを止めるかもしれないが、今のところの所感を備忘録として残しておく。

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大豆田とわ子と三人の元夫

脚本家・坂元裕二さんの3年ぶりの連続ドラマ。松たか子さんと松田龍平さんは「カルテット」でも共演していて、二人が同じ画面にいるだけでワクワクする。東京03の角田晃広さん、岡田将生さんも元夫として出演。「すき焼きは肉を食べるものでなく、卵を食べるもの」なんて、どこか示唆深いセリフだ。エンディング曲のサプライズも小気味良い。

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コントが始まる

ドラマを語るときに「豪華俳優陣」みたいな表現があるが、「コントが始まる」に関しては、豪華ではあるものの、表現としては不十分のように思える。キャスティングとしてこれ以上ない組み合わせ、誰か一人でも別の俳優が演じたら成立しないような。コントを軸に、泣き笑いの人生が浮き彫りになる。新感覚のコメディドラマで、結末が早くも楽しみだ。

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生きるとか死ぬとか父親とか

吉田羊さんと國村隼さんの、肩の力が抜けたやりとりが新鮮に思える。3話のみ視聴したが「なぜ老年男性が顔のしみを気にしちゃいけないのか」といった何となしのセリフに、ドキッとするような批評性を感じる。なお監督を務めるのは「溺れるナイフ」「21世紀の女の子」を手掛けた山戸結希さん。山戸さんが手掛ける初のテレビドラマという意味でも見る価値がある。

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ドラゴン桜

実は前作は観ていないのだが、初回放送を観た。「半沢直樹」と同様、何も考えずに観られるドラマだ。勧善懲悪がストーリーの軸になっていて、結末もほぼ予測できる。それなのに観たいと思うのは、予定調和なんだけど、阿部寛さん演じる桜木が、世の中の不条理をガツンと壊してほしいと願うゆえだろう。

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という感じだ。

緊急事態宣言で外出しづらいストレスを感じつつ……。ホロリ&ガツンと胸を打つような作品を期待したい。

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