なんでも遊びになる子どもたち
保育園の帰り道、時間に余裕があったので近所の公園に立ち寄ったときのこと。
ふたりの息子が木の枝を拾って、いつものようにめちゃくちゃに遊んでいた。息子の様子を眺めつつ、近くのベンチに座ってテレワーク。花粉を感じつつも、気持ちの良い春の陽気に包まれながら仕事に興じていた。
しばらく経ち、ふたりは枝を持ちながら土いじりに励んでいた。
尋ねてみると、木の枝で土に埋まっている小石を集めているという。小さな石、中くらいの石、見るからに土と同化していそうな硬い石。それらをせっせと土の中から掘り出している。
すごいなあ、と思った。
今の僕には、絶対に思いつかない遊び方である。なんでも「遊び」に変換できる子どもたちを見て、頼もしさと羨ましさを感じた。
おもちゃがなくても、ゲームがなくても、スマホがなくても遊びに夢中になれる。「時間をつぶす」という言葉もあるけれど、彼らは時間という貴重なリソースを使いながら、やりたいことを見つける天才のように思えた。
遊べや、遊べ。
そんなふうに促してはいるものの、「早く寝なさい」「ドリルはやったの?」「お片付けは?」なんて口うるさく言ってしまう今日この頃。
土いじりに興じる子どもたちを見て、ああ、もっとたくさん遊ばせてあげたいと強く思い直すのであった。
まだまだ全然足りないよね、そうだよね。
お父ちゃんもマッハで仕事を終わらせて、ふたりと一緒に全力で遊ぶよ。遊び方も教えてね。
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