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長崎の荷運び馬 ②


椎ノ木

長崎市椎の木町で砂利を運ぶ対州馬と古賀さん。

子ども達が「興味津々」といった感じで見ている。
これぞ「坂の街・長崎らしい写真」と言えるでしょう。

対州馬が運んでいるのは、コンクリートか基礎のための砂利で、おそらく200㎏近いでしょう。木製の荷鞍がすでに30㎏近くありますから、大変な重量です。

古賀さんが握っているのは「一本手綱」で、後ろから引くと、口金(銜)の輪が締まり、口元を締め付けるような構造になっています。咥え煙草であることからもわかるように、この手綱を引くことは滅多になく、馬は自分で覚えた場所に自分で歩いて登ります。

袋の横の綱をほどくと、両側の袋の底が開き、砂利が下に落ちる構造になっています。

平成9年まで、最後の荷運び馬が働いていました。

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