ロマンスの現実逃避8

私はすぐに不安になったり
考えすぎてしまったり、こころが繊細になりすぎてしまうことがある。
そんな自分とひとり 戦う時間はつらい。
ただ ただつらいの。

でもね、そんなときにあなたが帰ってきて、玄関から家に入ってくると、その瞬間なぜか、突然すっとその痛みから解放される気がするの。
なんてゆうか、痛みをすくい取って、それをまるでなかったことにしてくれるような。
自分の弱さは決してなくなってはいないけれど
あなたと接しているときはなぜだか、
その弱さを受け入れてもらえている気がする。むしろその弱さだとおもっていたところが、
あなたを救う強さに変わっているかのようにさえ、感じることがあるのよ。
それはあなたと出会って初めて感じることなの。
ねえ あなたも同じような経験はないかしら?

✳︎✳︎

あなたがいなくなったら、どうしよう
私は時折そんなことを想像してしまうの。
一瞬は、永遠ね。
あなたがもしこの世にいなくなったら
その状態は永遠に続くのだもの。
だけどたまにそんなことを全く考えなくなっている時がある。
ただ、現在をあなたと楽しむことが容易にできていることがある。
でもそれはもしかしたら、ただ考えないようにしているだけなのかもしれない。
考えてばかりいたら、私の心はもたないから。それだけ、あなたを愛しているということ。
「愛している」という想いは、わたしの孤独を意味している。
吹雪の中をたった一人で歩いていくみたいに。

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