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ロマンスの現実逃避25

君の笑顔をみているとき
ふと、君が何を考えているのか
キミが何物なのかわからなくなることがある

なんだか無理して笑っているようでもあるし
本当に穏やかな人なんだな、とも思うし。

突拍子もないことを言うことがあるし
毒を吐くこともある
お喋りなくせに
ひどく話すのが下手くそなときがある
感情ばかりで生きていることもあれば
理屈ばかり並べていることもある
本心は、いつもどこかに置き忘れてて
それでいて核心をつくことをいう
ひとことでいえば不思議な人だ

君を見ているとまるで
針に糸を通すときのなんとも
もどかしくて、
体の感覚がおかしくなるような焦燥感
を覚えることがあるけれど
そんな時でもぼくはいつだって
どこかで君を「守りたい」って思ってる
ことだけは忘れないでいてくれたまえ

大丈夫、
ぼくは見ているよ。
静観しているよ。
君のいいところも、
悪いところも。

君を知りたい
この世のあらゆる欲望を捨ててまでも
君という小さな宇宙を感じることを
あきらめたくない

少しずつ君を把握して
理解して
一つずつ
守っていくと約束するよ
だからもっと
君の飾らない弱さや
強さをぼくに見せてくれないか?

どんなに街がにぎやかで楽しくても
君を知らない世界に生きていたくないんだ

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