ロマンスの現実逃避18

あなたとわたし
少しだけ離れた場所で、
別々のことをしているときが
大好きな時間です

会話がなくても流れてくる、
2人だけのハーモニー
カモミールティーの香りのように
豊かなメロディを感じて

特に好きなのは
わたしが居眠りをして、
あなたが本を読んでいる時。

起こさないでいてくれる、
あなたが好きなのです。

お互いがなにも求めていない時間
風のようにあっという間に流れていく
そんな時間だからこそ、尊いのです。

あなたがそばにいるときに見る夢には
必ずあなたが出てくるのですが
それはほとんど必ず、平和な夢です。

時間が来ると現実に戻されてしまうけど
わたしは夢の余韻を味わいながら、
もうなにも成し遂げなくてもいいと
思うくらい満たされているもので
いつも、そんなふうに
幸せな気持ちでいられたら、と
思うのです。

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