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ロマンスの現実逃避2

君のこと、あんまりよく理解はできないかもしれないけど、君をたくさん愛することはできるよ。そうして君が笑顔になったら、また一つ、ぼくは君を知れたような気がするんだ。

君が出かけていった後、しばらくしてから救急車のサイレンが鳴り響いたとき、ぼくの心は一気に乱されたんだ。君が事故に巻き込まれたのではないかと。
でも、数時間してから君が笑顔で帰ってきたとき、ぼくはこれまでに無いほど安堵して、
君の存在の大切さに改めてきづくのさ。

君に本心を打ち明けたいけど、できない自分がいるんだ。きみのことを本当に信頼しているはずなのに。君を愛しているはずなのに、
どうしてだろう。
そうか。
僕自身をまだ充分に愛せていなかったね。
こんな自分でも、受け入れてあげなくちゃ。
そうしていつの日か、ぼくは自然と君に笑顔で話せる時が来るのだろう。

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