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ノウハウゾンビにならぬよう

この世には、ノウハウを探し求めさまよう「ノウハウゾンビ」がたくさんいる。

「どこかに自分とぴったりあった成功法則があるんじゃないか!?」

そう思ってしまう気持ちもわからなくはない。

問題があれば、必ず答えがある。そして法則もきっとある。学校のお勉強は常にそうした世界だったので、なかなか切り替えができないのも無理はない。

少し前にこんなツイートをした。

病気を治すことも、ビジネスを成功させることも…。どちらも本質的には同じ。

抽象化と具体化をひたすら繰り返していく。

①情報収集・整理・抽象化

まずは抽象化。ひたすら情報収集をして整理する。立場が違うのに共通して同じことを言っているなら、それはその分野では絶対的に必要なもの。

言い回しは違うけれど、文脈的にはきっとこういうことだ。というものは抽象化して整理しておく。おそらく必要なもの。

これはこの人しか言ってないな…というものは、あまり重要ではないのかもしれない。ただし、自分の性質に合っているなら取り入れた方が良い。

ここまで行った抽象化の整理も、必ず正解しているか?と言われればそうではない。まずは深く考えずに整理、抽象化していき、自分専用のノウハウの材料として保存しておこう。

②具体化・行動・振り返り

具体化はそのままで、自分のケースに当て嵌めたというはこういう感じかな?ってこと。そして実際に行動を起こしてみることで、成果を観測する。

ここで注意が必要なのは、自分の分野は平均的にどれぐらいのスパンで成果が出るのか?もちゃんと知っておくこと。

例えば私はブログで飯を食って行こうと決めた時期があったが、「3ヶ月たっても売上が上がらない」とよく嘆いていた人がいた。それは流石に調べてなさすぎる。4ヶ月程度でサラリーマンの月収ぐらい行った人は1人だけ知っているが、他の人たちは短くて1年、長い人だと3年はかかっている。なので私は2年とスパンを区切った。

少しずつ成果が見え始めた段階で、自分にとって「どのノウハウが有効だったのか?」を振り返る作業もしっかりやろう。いくつか必要のなかったものも見えてくるはずだ。

①情報収集・整理・抽象化
②具体化・行動・振り返り
③ ①に戻る

これを繰り返すことで、自分の中の金型が出来上がっていく。一度金型が出来上がってしまえば、新しい分野に挑戦するときも「大体こんな感じかな」と想像ができるので楽に取り組むことができる。逆に言えば、「これは絶対に自分には向いていない」こともわかってしまう。


ノウハウゾンビを卒業し、職人になろう。

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