大切な誰かがうつ病になった瞬間に「精神不安定やから無理ー」って切り捨てることになるわけやろ。なんじゃそりゃ。

人を状態で判断するこのツイートは、一種の優生思想を思わせる危険な思想だ。これが拡散されて賞賛されてるのはちと怖い。

精神が安定している人は現在の状態でしかない

昨日元気だった人が、今日うつ病になっているかもしれない。

今日、精神が不安定な人が、明日は安定しているかもしれない。

そういう意味では「精神が安定している人」など存在しない。

ずっと安定しているならば、それは機械だ。

精神が不安定な人を排除すると全員が不幸になる理由

精神が安定している人は、状態に過ぎない。これは人間である以上、当たり前の事実。

状態は常に変化するとも書いた。つまり、今安定している人が不安定になることも十分にあり得る。

精神が不安定な人を排除する世界が訪れると、ひとりもこの世界に存在できない。

安定→不安定に変わった瞬間に死だから。

不安定な人、弱い人を受け入れる社会が、元気な人をより元気にする

あえて弱者という言い方を使っているけど、以下のツイートが参考になると思う。

基本的に「排除」の方向性は全体幸福につながらないことが多いと考えてます。

さてと…正直悔しいっすよ。うん。まぁ精神が不安定な人＝うつ病って結びつけんのもちょっと意地悪な気もするけどさ。やっぱそう思うじゃん。

うつ病経験者として、メンタル疾患の理解が広まるように、生きやすい世界を作りたいと考えている私にとっては、冒頭のツイートが支持されるのは感情的に受け入れられない。

感情的になったときは怒りにかまけてツイートすることはよくない。冷静に客観視し、情報を抜き取るべきだ…と、いつもは言ってるわけだけども、今回は珍しくプッツンしましたよっつー話でした（笑）