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ゴールドマン、Google金融業界へ

米金融大手のゴールドマンサックスが日本で銀行業を開始すると発表しました。

ゴールドマン・サックスの戦略ですが、彼らはATMや通常の銀行が持つような店舗を持ちません。

しかし、彼らはデータ分析やAIを駆使した先端的なテクノロジーを保有します。

最近になってBaaS(Bank as a Service)と呼ばれる言葉が知られるようになってきました。


これは、簡単にいうと「スマホアプリに必要な銀行機能を提供するサービス」です。

日本は人口減少が進んでおり、銀行が支店やATMを統廃合する戦略をとっているのはお分かりでしょう。

では、店舗を減らした銀行はどうなるでしょうか?

個人顧客との接点がほぼ無くなります。

そうした時、必要なサービスがスマホアプリです。

スマホアプリで銀行サービス全てが受けられて完結するサービスが今必要とされています。

その面を考えてみると、ゴールドマン・サックスが何故いまになって黒船のようにやってきたか理解できます。

彼らは非常に頭が良いです。

並の人間が努力しても追いつかないほどの地頭を持っています。

まず、ゴールドマン・サックスは最初から店舗を保有していないため、固定費がほぼ発生しません。

それにより、日本の銀行よりもBaaSの開発や普及に大きく投資を先行させてきます。


また、外資系だけあって経営判断のスピードも並外れではありません。

私は、今回の黒船来航によって日本にある銀行は取り返しのつかないダメージを受けると思っています。

また、グーグルの金融業界参入も気になります。

GAFA銀行業への転身も机上の世界ではないと考えています。

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