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僕はただ生きて痛かった 作品説明

こんにちは
怪モノ画家 星と木しとです。

メンバーシップにて他作品の説明や、説明付きの途中経過を公開しております。

私の描く怪モノ達は、暗い現実や暗い題材を元に描いている作品も多くあります。

私の世界に入る際はモグモグ精神ごと食べられないように気をつけてお進みください。

どうか、私の作品を見て、私の記事を読んで貴方の糧になりますように。


僕は ただ 生きて痛かった


制作年:  2020年制作
画材:  顔彩、墨汁、クレヨン、和紙

説明



密猟のサイの事を知り描いた作品です。

サイの角には高値がつき、密猟が行われています。
密猟されたサイの画像を見ましたが、残酷なものでした。
生きたまま顔を抉りとり根元から角を切り取られていました。

今もなお、人間の欲のために1つの命が物のように奪われています。

ただ生きていた。ただ生きていたかった。
ただ生きていただけなのに、痛かった。

知らない世界の事だから、関係ない?
私はそんな事はないと思います。

人間はこの世界から奪い続けている。
これが現実です。

奪い生きる人達を私は止められはしない。
どこかで私も何かの命を物のように奪い生きている。
奪われたモノはもう戻りはしない。

この現実を知った私の様々な気持ちから、この怪モノが産まれました。


人間である貴方の命はモノでしょうか? 商品でしょうか?
そんな扱いされたら私は嫌と思います。

同じくこの世に生きるサイの命はモノでしょうか?商品でしょうか?

私の命はモノ?
この絵からはそんな声が聞こえます。

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