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銀行員を辞めてプチ移住を決意した話

今、わたしはテントの寝袋の中でこの記事を書いています。

今日、2年越しの夢が叶ったので、この興奮が収まらないうちに自分の言葉で残しておこうと思います。

夢の舞台は、八ヶ岳のふもと、蓼科湖畔に建つキャンプ施設。

標高1250m、澄みきった空気と白樺の木々に囲まれていて、南側に立てば蓼科山が湖面にくっきりと映し出されます。

湖面に映り出す蓼科山(2021.10に撮影)

実は、私は2021年10月〜2022年2月まで
この蓼科で期間限定の移住生活をしていました。

移住を決める前の私は、地元新潟で銀行員として働いていました。新卒で入行して早々に銀行の合併が決まり、当時は入行4年目でしたが、システムや事務統合があり、またコロナ禍とも重なったことで、心身共に疲れ切っている状態でした。

また、窓口係だったこともあり、1日の大半は営業店の中で過ごし、帰る頃には外はもう真っ暗。「今日はどんな天気だったのかな?」と思う日もよくありました。

経験したことのない銀行の合併。現場の第一線として無事に役割を果たし終えたと感じたとき、私は自分の人生や価値観、働き方について深く考えるようになりました。

そして、今の旦那さんとお付き合いをしていて、結婚の話も出ていたこともタイミングよく重なり、私は退職を決意。

そして「今しかできないことをやろう」と出した答えが「プチ移住」でした。(ぶっ飛んでる🤣)

私なりの理由はありました。私は日本海側の浜っこ育ち、もちろん新潟にも綺麗な山はたくさんありますが、長野の「365度、山が見える景色」には憧れがありました。新潟よりもはるかに晴天率がよいので、雲ひとつない美しい山々の絶景が楽しめるのです。

まずは、美しい景色を見て、自分の心を癒したい、大切にしたい、そして銀行員で染みついたお金の執着のようなものを一旦リセットしたい、このような思いがありました。

結婚したら、旦那さんが住んでいる地域へ引っ越すと決めていたので、独り身のうちに自分が憧れる土地で一度でもいいから暮らしてみたい!行くなら今しかない!こんな感覚でした🤣

私の熱ーい想いを聞かされた両親は呆れ、友人には笑われ、1番重要な彼(今の旦那さん)には「え、3ヶ月後には帰ってくるんだよね…?」と心配されました。(当たり前ですよね…)

でも、誰に何を言われようとも、私の気持ちは変わりませんでした。だって人生は一度きり!
いつ何が起こっても後悔しない生き方をしよう
そう心に決めていたのです。

そして気づいた時には、移住先で働く候補をリサーチし、ここだ!と思うキャンプ施設に応募していたのです。

【移住者歓迎、短期アルバイトOK、寮完備】という、今の私にぴったりな募集条件でした。

私にとっての「移住」とは、「現地で働きながら、そこの暮らしを味わい楽しむこと」だと考えていました。もっぱら遊びたければ、旅行として行けばよいのですが、私にとっては「現地で働くこと」にも重点を置いていました。

・どんな人が働いているのか
・どんな想いで働いているのか
・どんな暮らしをしているのか

当時、これからの働き方に悩んでいた私は、特にこれらの内容が知りたかったのです。

そして、あっという間にオンライン面接が終わり、現地にも1回見学に行き、本当に不思議なくらいスムーズに働く場所と住む場所が決まりました。

ごめんなさい、書いているうちに日付が変わってしまいましたので、続きは別記事で綴りたいと思います🙇🏻‍♀️

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