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【#1】編集長はInstagramで集めました〜ママ起業家から学ぶ、『私らしい働きやすさ』のつくり方



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今回はCafendを運営する牧野里奈さんに話を伺ってきました。

Cafendとはーー「cafe時間で暮らしを豊かに」をテーマに、カフェにまつわるあらゆるコトを紹介する情報マガジンです。

ーー2児のママでありながら、メディア運営会社経営2年目、さらには人材広告の新規事業の立ち上げを行う牧野さん、起業したきっかけを教えてください。

もともと勤めていた会社から出資をいただき、独立させていただきました。最初は業務委託として仕事をしていましたが、規模が大きくなるうちに外注処理などが増え、法人化に至りました。今は完全に独立していて、Cafendという、カフェや暮らしについての情報メディアの運営を行っています。近々、カフェやレストランをターゲットにした新規事業として飲食店の人材広告サービスもリリースします。

ーー今のお仕事のスタイルを教えていただけますか

基本的には本社へ週2日出社して、残りは個人事務所でお仕事をしています。小学生の長男を見送った後、娘を保育園に送り、出社しています。

メンバーは私(牧野さん)と編集長の2人がメインで稼働しています。そのほか、デザイナー、ライター、をあわせると合計で10名ほど。みなさんの多くは業務委託でリモートを中心に働いています。今後は組織としてもう少し雇用の幅をもたせるのも目標のひとつです。

ーーどうやってメンバーを集めましたか?

編集長はInstagramでハントしました。タイミングが良かったのだとは思うのですが、今の編集長がちょうど仕事を辞めたばかりのタイミングでした。「こういう事業を始めようと思うのですが、一緒にお仕事しませんか?」とDMを送り、そこから一緒に働くことになりました。その他のメンバーはクラウドソーシングや紹介で集まりました。

ーーイマドキですね!!!(驚)

最近はTwitterなどでも、多いって聞きますよ。横の繋がりを伸ばしている人が多いんだとか。

ーー会社員時代と独立後、「働きやすさ」は変わりましたか?

変わりました。会社員の時は週5日勤務だったため、休みますと正直言いにくかったです。独立する時に遠隔でも働けるようなポジションと働き方を作ってくださいました。独立後は自分で自分の裁量を決めることができるため、その点は働きやすいのかもしれません。

ーーどんな人に起業をオススメしますか?

明確にやりたいものがある人はやるべきだと思います。起業にも様々な形があって、規模感、内容によっても大きく変わります。アクセサリーを作って売ることも、マーケティング会社を経営することも起業だと思います。自分自身が本当にこの分野で起業するべきなのかは冷静に判断することも大切だと考えています。

ご自身のライフスタイルでお子さんの有無にかかわらず、世の中の誰かをハッピーにできると思うのであれば、やったほうがいいと思います。なんとなくという曖昧な気持ちでやるものではないと思います。

次にリリース予定の新規事業に関しては「やるしかない」という意志をもって気持ちを奮い立たせて動いている感じですね。現在のメディアの集客を活かした求人サービスをローンチ予定です。

現在のカフェやレストランの求人サービスは、かなりアナログで求人広告を張り紙で済ますという店舗様も多いんですよ。そのような現状を少しでも改善できるようなサービスを展開したいと考えています。

サービスとしては自信を持ってお届けできると思っています。

ーー起業とライフイベントの両立、ぶっちゃけどうですか?

めちゃくちゃ大変です。子供達は可愛いですし、育児は今しかできないという後ろ髪も引かれる思いもありますが、仕事に関しても走り出した以上、前向きに取り組んでいます。

時間の使い方など、裁量についてはよく悩みます。

仕事と育児とのバランスは皆さんに全て理解してもらうのは難しいので、その辺は、もう少し社会が変わってくれると嬉しいかなって思います。

あとは、仕事に全ての時間を避けない部分にも葛藤がないかというと嘘になります。例えば、自分の持っている容量が10だとしたら、10すべてを仕事に使えないのも事実です。そのうち最低でも2のタスク容量は、子供達に向けられるのは必然で、親が必須でサポートしないといけないこともあるので。。。

仕事に使える時間的な問題は良い意味で、無理なものは無理、と割り切るようにしています。考えたところで同じように働けるわけがないし、比べても仕方がないです。子供がいることに甘えないで頑張りたい、という気持ちもあって、そこもやはり線引きは難しくて、悩みます。

もちろん、仕事を遂行する中で、子供の存在を理由に無責任になったりしたくないし、甘えるのも違うと思うので、その辺の線引きは、間違えないように意識するように心掛けています。

ーーライフイベントとの両立を目指す女性に、アドバイスはありますか?

借りられる手は借りることでしょうか。育児は一人ですべておこなえるものではないので、まわりの協力と理解が必要不可欠です。

今ある様々なシェアサービスの活用をしています。たとえば家事代行サービスとか、車のシェアリング、ベビーシッターサービスや旦那さんからのサポートとか。今は使えるサービスがたくさんあるので、頼れるものに、頼ることも大切だと思います。

ーー周りに理解してもらうためにしていることはありますか?

プライベートな内容ではありますが、私自身の子育ての話はあえて話すようにしています。そうすることによって、子供がいることは自然なことなんだなと感じてほしいと思っているからです。今の子供たちが未来の日本を背負っていくわけですから、世の中のお母さんたちが少しでもは働きやすい、暮らしやすい社会でいるためにも世の中を担っていくから、です。子供がいることは必然、という感覚ではいます。


ーー女性らしい「働きやすさ」とは何だと思いますか

ライフイベントが多い女性にとって働き方の多様化が進んだことは働きやすさに繋がると思います。

また、リモートワークは女性にとって働きやすいと思います。現在、メディアで執筆してくれているライターさんの多くはリモートで兼業の方が多いですよ。

大きな枠組みで捉えると本来の女性らしい働きやすさというのは、女性が直面するライフイベントを社会が理解して周りが柔軟に受け入れてくれる働き方ではないでしょうか。

人の採用は時間もコストもかかるし・・・家事やってる時間ないし・・・なんて思っていましたが、工夫次第で「働きやすさはつくれる!」と感じました。早速真似して、SNSでライター募集します、ってツイートしたら応募ありました(笑)なんでもできることはやってみる!ということですね♪


ーー貴重なお話、ありがとうございました!!!

▼今回お話を伺ったのはこちら
Cafend サイト
Instagram @cafend_net

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