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「ほとり」のヘルパー生活1週間【ヘルパーさん日記5-1】

四月上旬の一週間、「ほとり」のヘルパーを務めた ゆり です。
私は、インスタグラムでたまたま「ほとり」のヘルパー募集の投稿を見つけ、大学の春休みのうちにやってみたいと思ったことは何でも挑戦したいと思い応募しました。

 実際に島へ行くには意外と東京から近いように感じました(実は成田~高松間はLCCが飛んでいます)。
スーパーもコンビニも商店も何もない島なので一見、食料調達が難しいように感じますが丸亀港から高速艇に乗れば島まで20分で着いてしまうので意外と便利です!島民の方々は週に一度のペースで島の外に出て買い物に行くようです。島ならではの生活に興味がわきます。

 初日、島に到着して、江の浦港から畑や民家をいくつか通り過ぎ、ちょっぴり急な坂を上ったところに「ほとり」はありました。正直、最初は宿の看板に気が付かなくて通り過ぎそうになりました(笑)。
SNSで少しだけ宿の写真を見ていましたが実際に行ってみると、趣のある古民家が生み出す空間に完全に惚れこんでしまいました。広々とした畳の客間や瀬戸内海を望める縁側、そして初めて見る土間と五右衛門風呂。昔の人の暮らしが体験できたみたいでとても楽しかったです。

お客様のために五右衛門風呂を沸かす

 私は一週間の滞在中、二組のお客様に出会いました。最初のお客様はおひとりで来られた庭師のおじいさんでした。こたつを囲み少しだけおしゃべりできる時間がありました。たわいもないおしゃべりの時間でしたが「ほとり」に来なければ、このおじいさんともきっとお会いすることはなかっただろうなと思うと素敵な出会いだったなとしみじみとしました。

ヘルパー生活の一日の流れは

朝六時に起きて畑に行って水やりをし、帰ってきて朝ごはん。
朝ごはんが済んだら、食器洗いをして、
余った時間に、暖かい日差しのもと縁側で本を読んだり、お宿の自転車をお借りして島を散策したり、浜辺に行って海を眺めたりしました。

夏みかんを・・・
ブランデーに漬ける
春なので種まきもしました

夜は唐崎さんの手料理をいただきました。誰もいない島の砂浜はとても綺麗で感動しましたし、畳の上でゴロゴロ読書する時間もかけがえのないひと時でしたが、それ以上に唐崎さんの手料理を堪能する時間、そして唐崎さんとのおしゃべりする時間は一番楽しかったです。
何気ない夕飯準備の時でもオーナーとのおしゃべりを通して料理の研究を熱心にされていることがとても伝わりました。そして知識量が膨大で勉強になるお話もしつつ面白さも兼ね備えています。とにかくずっと笑いの絶えない一週間でした!

私がまた「ほとり」に行きたい理由は、美しい砂浜と暖かい島民の方がいるこの島が好きになったのもそうですし、お宿の空間がとても落ち着けるからでもありますが一番は唐崎さんにまた会いに行ってたわいもないおしゃべりをしたい、と思うからです。

「ほとり」の魅力はからちゃん(唐崎さん)にあります!

だから是非もっと多くの方にこのお宿を知っていただけたらと思います。次は泊りに行きます!素敵な時間をありがとうございました。

宿主のチーズケーキ

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昨年末から5名も断続的に来てくださっていたヘルパーさんも、ゆりちゃん以来、一旦小休符。ご時世も少し落ち着き大学生が大学に戻り始めたみたいです。最近の小さな目標は「島に行ったらからちゃんが居る」ではなく、「からちゃんが居るから島に行こう」と言ってもらえるようになることなので、少し安心しているところです。

さて、実はここからが宿も、特に畑は本番。もし離島でのヘルパー生活に興味のある方は、次の記事をご一読の上、ぜひお知らせくださいませ。

★話しかけられた、嬉々として返事します( 宿主)


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