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川渡温泉など2023春その3(高東旅館内3=太極拳体験=)

今回は毎月20日の昼に健康娯楽室で1時間半程度実施されている、太極拳について書きます。前回のその2はこちらをご覧ください。

健康娯楽室での太極拳教室は、2022年7月から始まったとのこと。
そのときのじゃらん内の高東旅館のブログ記事は以下をご覧ください。

そのときから1年になりますが、毎月開催されているとのこと。
20日に泊まるついでに早めに着いて健康娯楽室にふらっといけば参加できるようです(できれば前日から泊まっておくと、お昼を食べて一休み後すぐ参加できるのでそちらをお勧めします)。
今回は指導いただける先生以外では、ヨシタカさんと、若い女性の方、そしてわたしの3人でした。ヨシタカさんは参加したことがあり、若い女性の方は初めてのようでした。ヨシタカさんの初参加時の記事は下記を参照願います。

まずはみんなで、健康娯楽室に置いてあるイス・机を廊下に出し、スペースを確保します。
今回は①呼吸法②先生の教えに従い、敵が来たときに手で払うことにつながる動き(でよかったんでしたっけ?>ヨシタカさん)の2点でした。
ちなみにわたしは太極拳はまったくの初めてです。
太極拳の特徴としては、ゆっくりとした動きなのですが、この動きが結構筋肉にきます。でも温泉宿である高東旅館では、痛みが出てもすぐ温泉に入ってほぐすことができますので、それも良い環境で実施できていると思います。
これ以外にも普段の動きと違う呼吸法・動きがあり、新たな身体感覚を味わうことになります。

普段と違う呼吸法というのは、腹式呼吸とは逆のイメージで、息を吸うときにおなかを膨らませ、息を吐く(吸うときの倍の時間をかける)ときにおなかをへこますという方法です。普段の肺呼吸と違うのは、おなかまで空気を送るというところですね。なぜか比較的しっくりきたのは、自分自身の呼吸として口呼吸の比率が大きいからなのでしょうか(そのせいであるのかないのか、あるいは両方ともなのかはわかりませんが、他の人と比べてみると口が渇くことが多い体質です)。

普段と違う動きというのは、右手と右足/左手と左足を同時に動かすという動作です。いわゆる「ナンバ」の動きです。若い女性の方はいままでこのような動きをしたことがなく、苦戦していましたが、実はわたしは20年以上前からナンバの動きで歩いたりすることも結構あったりして、その点は基本的に問題ありませんでした。なおヨシタカさんはナンバについてはご存知で、加えてわたしが断りなく書けないようなエピソードなども持つことを知って、心のなかで驚きました。

ちなみにわたしが「ナンバ」を知るきっかけになったのは、男子高校バスケットに関する記事からです。20年以上前のこと、東大に何人も入学する超進学校の桐朋高校が突然インターハイでベスト8に入ったことがあり、その大きな要因が監督の知り合いであった武術家の甲野善紀氏のアドバイス・指導によるナンバ走りとのことでした。これにより、走り続けても疲れず相手をフルコートで追い掛け回すことができて、ボールを奪い速攻で点を取ることができ、信じられない成績を収めたということです。その後巨人の桑田投手や陸上短距離の末続選手がナンバに伴う「うねらない、ねじらない」という動きもある程度意識して取り入れ、すばらしい結果を出して、世の中にもある程度知れ渡ることとなりました。

それを知って実際に自分でも、右手と右足/左手と左足を同時に動かして歩いてみると、非常に楽で、なおかつ速く、疲れず歩くことができました。特に登りの場合は顕著で、それ以前は15分以上歩くと疲れを覚えるくらいだったのが、疲れなくなりました。現在一般的な歩き方だと基本的に脚の力に頼って歩くのですが、手と足を同時に動かすと、脚の力はもちろん、腕・肩、そして3つの力が同時に地面に作用することに伴い、頭も背中も下がって自分にかかる自然の重力も加わります。そして「うねらない・ねじらない」を意識することにより、そのような動きにかかる力が省かれ、少ない力で歩き続けられることができるようになります。
もっとも登山される方はこのような動きを以前からされていたようです。

全く初めての太極拳体験でしたが、自分にとってはなじめそうな動き方のようですので、タイミングが合いましたらまた太極拳の指導を受け、健康増進に役立てたいと思っています。

以上3回で館内編は終わりとし、今後はその他滞在中に外出したことに関連していくつか書いていくことにしたいと思います。



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