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「リスニングは無理」は勘違いからかもしれません

すっかり大人になってしまってから
英語学習に手をつけてしまった「いもこ」による
ビギナー向けの英語学習体験記です。

こんにちは、いもこです。

今日は、超々初心者向け・入門者向けの
リスニングのお話。

全く英語が英語として耳に入ってこない
そんな人向けのお話です。

「英会話教室にいく前に…リスニング編」で言ってた
「最初はぼわっと聞いてみる」の
その先へ進むための話でもあります。

本題に入る前に

今からここでは、
すでに英語に慣れ親しんでいる方には
「流石にそこまでではないでしょ」
って思われるような
あたり前の話をしていきますので
もし、あなたが
「あら、リスニングは得意よ」
「全部ではないけど、ある程度聞き取れてるね」
「うっすらだけど聞き取れてきてるかも」
というような方であれば
ここまででそっとこのページを閉じてください。
大した情報ではありません。

もし英語を教える立場の方であれば
「えっ?そこ?!」と驚くか
「あるある!」と思われるか、
ちらりと見ていただいてもいいかもしれません。

でも、それくらいあたり前のところで
引っかかってしまって
にっちもさっちも
前に進めていない人がいるはずなんです。

私だってもちろん、
「リスニングは完璧です!」と
胸を張って言えるレベルでは到底ありません。
このようなレベルの私が
こんなアドバイス的な記事を書くのは
どうかとも思ったのですが、
初心者の気持ちはよくわかるけど
ちょっとは聞き取れるようになっている、
という今の私だからこそ
物凄い低いとこからの視点で
詳しく書けることもあるかなと考えました。

英語学習をやってきた中で、
英語入門者が一番最初につまづくのは
案外ここなのでは?と思ってること。

もし、最初のリスニングで
「無理!」と諦めようとしている人がいるのなら
「ちょっとまって!」という気持ちを込めて
熱量多めで記していきます。
思いあたる方は、
一度読んでもらえると嬉しいです。

<ご注意>
ここからの解説は、あくまでも「いもこ的見解」で、
特にカタカナで表現した発音や解釈は、
わかりやすくするために、かなり乱暴に扱っています。
正確・忠実な表現になってはなっていませんので、
本当の音や解釈はちゃんとしたお手本を基に覚えてください。

それ、「聞き取れない」じゃなく「勘違い」では?

私、英語系YouTube動画をよく見るのですが、
それらのコメントなどをみていて、
時々気になっていたのが
「何回聞いても〇〇って聞こえない!」というもの。

例えば、発音解説系の動画で
ネイティブスピーカーが
綺麗な発音で「Internet」を
教えているとします。
その動画に対してのコメント、
「だめだ!
 何度聞いても『インターネット』って
    聞こえてこない!
 わたし才能ない!」

みたいなやつです。

動画のコメントだけではなくて、
実際に会う人でもこれを言う人がたまにいましてね、
ずっと気になっていました。

「だってそもそも『インターネット』って
  言われてないからね」

これを言うとキョトンとされます。大抵。
もしくは、ちょっとムッとされます。

この発言、ちょっと性格悪い感じでしょう?
「それ!言い方!」って思いますよね。
私もそう思います。
しかし、英語のリスニングが多少できる人なら
「何をわざわざ当たり前のことを言ってるの?」と
思われることでしょう。

できる人には当たり前のこと
でも、できない人は気がついていない。
ここにリスニングの最初のスイッチが
ある気がしてるのです。

何が勘違いなの?

もしこの例にだしたネイティブスピーカーが
アメリカ英語を使ってるなら
「Internet」に関して、
ナチュラルなスピードでは、
おそらく「イナネッ」って感じで言ってるはず。
ゆっくりだったら「インナネッ」くらいかな?
絶対に「インターネット」とは言っていません。

「インターネット」は外来語のカタカナ読み。
英語由来ではありますが、
日本語の音に合わせて作られた言葉ですよね。
英語とは全く違うもの、
あくまでも日本語のひとつ。

あと、単語を覚える時にやってしまう
ローマ字読み。
ローマ字は日本語の音に
無理矢理アルファベットをあてたものです。
小学校で習ったときに
英語やってるっぽくてワクワクしたかもしれません。
(当時、私はこれで英語が話せる!と思いこんでいた)
しかし、その音は英語の読み方とはかなり違います。
日本酒のことをsakeと表記することがありますが
アメリカ人に読ませたら、サァキです。
ポケモンはPokemonでポウキモンです。

そろそろ気がついてきました?

そう!そうなんです!

「イナネッ」と言っているものを、
「インターネット」という音として聞こうとしている。

全然聞き取れない理由は、ここにあるはず。

「リスニングができる」自体に誤解があるのでは?

これから、当たり前だけど
結構重要なことを言いますよ。

リスニングができる」と言うのは
ネイティブの言う「イナネッ」が
カタカナ読みの「インターネット」という音で聞き取れる、
と言うことではありません。

「イナネッ」を「イナネッ」のまま受け取って、
「Internet」が頭に思い浮かぶ、
そして意味がわかる
、と言う状態。
慣れてくれば、
「イナネッ」を「イナネッ」のまま受け取って、
直接意味がわかる
、と言う状態です。

いやいや!それくらいわかってるよ!
バカにすんなよ!
と言う言葉が聞こえてきそうですが、
本当にそうですか?
心からわかってますか?

今一度、自分に問いかけてみましょう。

ネイティブ英語を聞いてても
無意識のうちに
ついつい自分の知っている音、
カタカナ・ローマ字読みに
当てはめているのではないか。

何度も聞いて頑張れば、
ネイティブ英語の音が
自分の知っているカタカナ・ローマ字読みの状態で
聞こえるようになる、
と思っているのではないか。

って、どうでしょう?
「あ!そう思ってたわ」と言う方、
いるんじゃないでしょうか。

実は私も全然できなかった頃は
その傾向があったのです。
そして、この事実に気づいたときに
「それは聞き取れんわ!」と膝を打ち、
そして「まだできることがいっぱいあるわ!」と
目の前ぱあっとが明るくなったのでした。

「Internet」は「イナネッ」と覚えていけばいい
「インターネット」と言う音のことは、
すっかり忘れてしまえばいい。
これに気がついたことが
ちゃんと聞き取れ始めたきっかけでした。

実際に、ここの勘違いに嵌ることなく
問題なくできてる人もたくさんいるでしょう。
それくらい本当に、ちょっとした勘違いなんです。

でも、これをちゃんとわかってるかいないか、
実感できてるかいないかは、
とても大きな違い。

「カタカナ読み」「ローマ字読み」と言う
何十年も慣れ親しんで染みついていた
固定概念に縛られてたことに気がつけば
あとはトレーニングあるのみです。

じゃあ、どうすればいいの?

とはいえ、
今までの内容が納得できたとしても、
ただただ音声を聞き流しているだけでは
なんの解決にもなりません。

それなりにトレーニングが必要です。

で、いよいよここから
トレーニングの話に入るのですが、
ちょっと長くなってきたので、
この続きはトレーニング編として
次回に続くー。

ついてきてくれてる人いるかな?
大丈夫かな?


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