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私は人種差別を否定する。


私はどちらかというと極右以上の右翼的発想、思想を持っているのだが、人種差別を認めることは一切しない。(更に付け加えると議会制民主主義、選挙制度は維持されるべきだと考えている。また、完全独裁による支配はすべきではないと考えている)

ユダヤ人を差別すること
少数民族を差別すること
黒人を差別すること
中国人を差別すること
朝鮮人を差別すること

全部愚かであると思う。だから、当然アドルフ・ヒトラーやスターリンのやったことは認められない。同時に、現在中国が行なっている、ウイグル人や、チベット人への絶滅政策も絶対に認められない。そして、右翼であるからと言って、中国人、朝鮮人を意味なく敵視することにも意味は無い、無駄なことだと考えている。まずヒトラーから考えていこう。


◆アドルフ・ヒトラーの愚かさ

ユダヤ人を徹底的に差別し、収奪し、絶滅収容所を作ってそこへ送り込み大量虐殺した。全くもって愚かな行為である。私は思うのだが、仮に、どのコミュニティーの対しても虐殺行為など一切せず、逆にユダヤ人と組んでいれば、第三帝国として、今も欧州に残り、EUに変わる組織になっていたようにも感じている。

あまりにも愚かだと、私が主張する理由を挙げる。

1.第一義として、道義的に絶対にすべきでは無いことだった。
2.人的、物的資源の圧倒的無駄遣い
 まずユダヤ人を探し出して捕まえる労力の無駄
 収容所まで運ぶ労力の無駄 
 収容所に適した土地を手に入れ整備する無駄
 収容所を建設する無駄 
 収容所を維持管理していく無駄 
 隠蔽する労力の無駄
 戦後、虐殺に関わった人々を逃がす組織、ルートを作る無駄
 
このように無駄だらけがあまりにも過ぎる。戦争遂行にも影響が出るほど  の無駄だ。

3.戦争時の無駄
 虐殺のためだけにわざわざそれなりの人数の部隊を組織し、国防軍の後ろにわざわざ付いて行って、ただ虐殺をする。なんという無駄なのか。そんな余計な人数を割く余裕なんか、ソ連相手に戦争になったらないはず。それを無理してでも行なう。愚かが過ぎる。その人数を正規軍に組み入れて戦った方が、有益だった。

4.ユダヤ人から奪えばいいとの間違った、意味の無い考え
 確かに当時のユダヤ人は金持ちが多いとされていたが、全員が、ではないし、奪う物などたかが知れている。戦費の足しになんか全然ならない。逆に上記の無駄な労力を使う方が意味が無い。そんな労力に資源をつぎ込むのならば、兵器を一つでも多く作った方がいい。

5.労働力の補い
 占領地住民に給与をきちんと払った上で、仕事として行なわさせればいいだけ。一般捕虜も、待遇をよくすれば喜んで働くでしょう。働いてる人間を、働きたいと思う人間を「使い捨てる」など人的資源の無駄遣いだ。

以上の事から、上記関連でヒトラーのしたことには全く意味がなく、ただの愚かな虐殺者に過ぎない。終わり方も綺麗では無く、敗戦が明らかになっても、自国民と国土を自分のメンツのために犠牲にした。

大体、日本人のことをヒトラーははなっから全然認めておらず、完全に下に見ていた。戦争の都合上、日本と組んだだけで、そのくせ、日本よりも先に敗戦降伏したし、ドイツなどと組んでも結局大した意味は無かった。アメリカの戦力の分散を、日本に期待しただけだったのだろう。結局、アメリカの国力はすさまじく二正面戦争を耐えるとかそう言うレベルでは無く、二正面プラスソ連やイギリスへも援助していたというのだから驚きの国力だ。

日本にはごく僅かだが、現在でも、ヒトラー支持者がいるが理解に苦しむ。日本を馬鹿にし、無駄な虐殺を重ね、そのくせ、日本よりも先に敗戦して、逃げるように死んだ虐殺者に、一体、何を期待しようというのか。

確かに建築関係の造形美や、軍服関係の美しさはあることは認めるが、それだけのことだ。愚かな虐殺に関わった軍隊の軍服であると言う事を理解していれば、芸能人が親衛隊の軍服で着飾るなどすべきではないだろう。美しいかどうかではなくて、その軍服の意味するところを考えるべきだろう。


◆スターリンの愚かさ
 
大粛清を調べれば調べるほど、「愚か」でしかない。意味の無い虐殺をしまくり、最後は、大抵その指揮を執っていた人間も犠牲になる。疑心暗鬼ばかりを生み出し、結果的に国力を停滞させた。犠牲者数では、ヒトラーの虐殺数を超えてしまうだろう。

 未だに、スターリン主義を信奉する方々がいるようだが、これまた意味が分からない。あなたが、虐殺を指揮する側になるとは限らないし、いてもあまり意味は無い。最後はみんな死んでしまうみたいになるので。小難しいイデオロギー講釈で誤魔化しても、結局はその心の中は、血を求めているだけだ。


◆現代日本/右翼自称者の愚かさ
 
反日ヘイトや、反日の中国人や朝鮮人を、きちんと根拠を挙げて批判するのは全然構わない。だが、ただ「中国人だ、朝鮮人だ」と言うだけで批判したり、明確な差別したりするのは違うでしょう。それでは、中国がウイグル人や、チベット人たちにしてることと同じになってしまう。意味の無い、単なる人種差別はすべきではない。しても全く意味が無いことだ。



◆あまりにも片手落ちな反日ヘイト論者
 
ヘイト法案を作るのはいいとして、だが、重大な欠陥がある。日本人だけが対象だと言う事。

 なぜ、拉致を行いミサイルを撃ちまくる北朝鮮を非難しない?

 なぜ、北朝鮮や中国国内で行なわれてるメチャクチャな人権侵害について、取り上げない?

 なぜ、日本国旗をいとも簡単に燃やし、一国の首相をかたどった人形を平気で燃やす行為を非難しない?

 なぜ、芸術の名を借りて、天皇陛下や日本をふざけて批判する展示会などが公共施設で開催できるのか?

 なぜ、逆に、普通にこうした主張をする集会等の開催が公共施設で認められないのか?

 なぜ、日本や日本人に対するヘイトを批判しないで許容するのか?


 ヘイトは、中国や朝鮮についてだけでは無く、日本に対してもたくさんあると言う事は事実であり、認めるべきだろう。これを完全無視しての、ヘイト法案なんか、全然意味が無いと思うがね。


◆総論
 
大切なのは「バランス感覚」だと思う。下らない執念的な思想に固執しても、何も得られるものはない。全てを破壊するだけだ。政治や思想とは、虐殺や破壊ではなく、希望や未来を生み出すものだと、私は思う。理想論であっても、そうでなくてはならない。現実はそうなっていないが、そうなるように、主に政治家、政府の真剣な努力が必要なのだ。この想いでの政治がないと、これから先、侵略行為や大災害が発生したときに、国民の思いは一つにはならない。なれない。今のままではダメだ。そこを、政府は真摯に、真剣に考えて欲しい。


◆備考
 
この記事は2022年11月に記載されたもののUPし直しです。画像は「ぱくたそ」からの引用です。


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