【民法】債務不履行と不法行為の違いは?
みなさん!こんにちは!法律解説くんです!
今回は、債務不履行と不法行為の違いについて解説します!
債務不履行とは?
債務不履行とは、債務者が、契約上の義務を果たさないことです。
分かりやすくいうと、約束を破ることです。
例えば、ばいきんまん(債務者)が、アンパンマン(債権者)から、絵本を10日間だけ貸してもらうという約束をしたけど、10日経っても絵本を返さなかった場合などが、債務不履行にあたります。
不法行為とは?
不法行為とは、故意(わざと)または過失(不注意)によって、他人の権利を違法に侵害する行為をいいます。
分かりやすくいうと、相手に損害を発生させることです。
例えば、ばいきんまんが、バイキンUFO(ばいきんまんがいつも乗ってる乗り物)に乗って、カバオに衝突して、カバオくんに怪我をさせた場合などが、不法行為にあたります。
債務不履行と不法行為の違いは何?
債務不履行と不法行為は、どちらも「違法で悪いこと」という点では同じですが、一体何が違うのでしょうか?
それは、「事前に契約が必要か、どうか」です。契約が必要な方が債務不履行で、必要ではない方が不法行為です。
債務不履行から考えてみましょう。
債務不履行は、簡単にいうと「約束を破ること」なんでしたね。そして当然ですが、約束を破るためには、事前に約束をしている必要があります。ですので、債務不履行が成立するためには、契約が必要だとわかります。
不法行為についても考えてみましょう。
不法行為は、簡単にいうと、「相手に損害を発生させること」なんでしたね。そして相手に損害を与えるときに、事前に約束は必要ないですね。約束があってもなくても、人を殴れば不法行為になります。ですので、不法行為が成立するために、契約は必要ないと分かります。
~まとめ~
今回は、債務不履行と不法行為の違いについて、解説しました。
債務不履行と不法行為の違いは、「事前に契約が必要か、どうか」で見分けることができるんでしたね。
法律用語は、とても難しく、よく似たものが多いため、違いが分からなくなってしまうものも多いですが、よく似た法律用語の違いが分かりづらいときは、この「〇〇」か「〇〇じゃない」か、というローランド法を使うと理解しやすいのでおすすめです!
ローランド法は、「俺か、俺以外か」で有名なローランドさんの名前を勝手に使って私が作った言葉です(笑)ローランドさんごめんなさい…(笑)
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