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ブルージャイアントを見てきたよ

あのなあ!前置きが長くて下書きを2本没にしたぜ!!!
案外、下書き保存した記事って活きないんだよな
ちょっと具合悪くて、テレワークになりました。
見ようと思えばMEGADETHの配信みれたなぁと思いながら、書くBLUE GIANTのレポートです。(マーティーがいるTornado of soul聴きたいです笑)

BLUE GIANTがアニメ化すると聞いて
黙っているわけにはいかなかった

2017年9月9日仙台AERにて

作者の石塚さんのトークイベントにも行くぐらいには、コミック1巻目初版が出た2013年からずっと追い続けている漫画です。

なにしろ「漫画」だからね
音が出ないのに、作中では「強く」「激しい」JAZZ音楽が展開されているのに、なかなかジャズで「強く」「激しい」サックスの音が想像できなかったので、アニメ化と聞いた時は嬉しかった。

ただ、声を当てるのが俳優さんだったり、本当に作画は大丈夫なのか・・・?っていう不安がどうしても付き纏うのが「アニメ化」


期待と不安入り混じった状態で劇場へ凸してきました。

嬉しいアニメ映画化

感想は、「よかった」です。アニメ「映画」で。

ではちょっと書いていきましょう。

音が出たよ!!!!

こんな顔してたか(大袈裟)

いや、本当に。これまでページに並ぶ無数の音符と彼らの表情、演奏している曲名で音源を聴くことぐらいしか想像ができなかったのよ。

ジャズでの激しさを解ったなんて言えないけど、サックスの「強い音」宮本大の音というのが聴けた感動がとても大きかったし、作中のJASSの3人が演ったオリジナル曲も聴くことができた。

彼らのいう「強いサックスの音」というのがピンときていなかったというのが本当に正直なところで、わからないながらに読んでいたものが「音が出た」

だから、どんなに時間がかかったとしても、この作品は、TVシリーズではなく、音響設備がしっかりした映画でよかったと思いました。

絵が綺麗

ネガティブな紹介にならなきゃいいんだけど、宮城の人だったら解ってほしい。なんかのアニメ始まったか?ってぐらい扇屋商事のアニメって綺麗じゃない?笑

キャラクターの表情が豊か。
みんなで笑う、悔しくて泣く、喧嘩する、そんな表情の機微一つ一つがとても繊細に描かれています。

ただの演奏シーンではなく、JAZZのレコードジャケットに見るような特徴的なピンクや青、オレンジ、白黒を絶妙に使い分けてそのカットを1枚のポスターとして貼り出したくなるようなかっこいい瞬間を贅沢に使っています。

個人的には、So Blue出演が決まった時のアキコさんの嬉し泣きする表情。

初心者だった玉田が叩く魂のドラムソロの描写。

ただただグッときた。

親が夜逃げしてピアノ教室をやめてついていった、あの子がユキノリの名前をどこかで見つけたのか会場に来てるのもなんか、マジか・・・続けてたんだね・・・よかった・・・って鳥肌たった。

声が入ることによる感動

アニメ化、ゲーム化、ここも心配なポイントデスヨネ笑笑
思ってた声と違う!!!ってどうしてもあることだけど、個人的に違和感はなかった。

今話題の若手俳優!声優初挑戦!!とか人気ロックユニットのボーカリストが!声優初挑戦(誰とは言いませんが、愛ゆえのいじりです笑)

その人がどんなに好きでも「おや?w」って見てて思うタイミングってあると思うですけど、それはありませんでした。

映画館で「あれ実写化だよ」って声が聞こえたりするぐらい、今ドラマに出ている人気俳優さんたちを使ってたんだけど、さすがだと思った。

今作は、仙台編でなく原作4〜10巻までの東京に出てきてからの話なので、ものすごく悔しくて泣けるシーンや、やっと・・・って親心のような気分で嬉し泣きできるシーン、出会った人たちに恵まれてホッとするシーン、いろんな場面があるんだけど、どのキャラクターにしてもイメージしていた声とマッチしていました。


個人的に大満足だった

レコードに見えるけど違います笑

そんなに多くはないんだけど、ここ最近で見た映画は割と不完全燃焼だったり、ネトフリ公開されたときに見て「あ〜総集編じゃん・・・」みたいなのもあって、本当に心配していたんだけど、BLUE GIANTはよかったです。

なにしろ、原作好きでガッカリすることが一切なかった。
原作と違ったところは、映画としてグッとくる方向に脚色されていました。
巻末のあれも、最終巻のあれもこれも・・・

有意義な代休の使い方したな〜って帰ってきたわけです。

出てくる人がみんないい人でね、そこに惹かれます。
宮本大は、出会う人々に恵まれ続けて今はアメリカにいるわけなので笑

BLUE GIANTとは

最後の最後に、一応作品紹介して終わります。補足なので、読み飛ばしたっていいです笑
BLUE GIANTってのは、青い巨星を指す言葉のようです。
ジャズ業界の言葉なのか、とにかく一際目立ってうまいプレイヤーのことを指す通り名みたいなもの。

激しく強く燃える、温度の高い星ほど青く光る。

そう言う意味で、やがて主人公の宮本大を示す言葉になるからタイトルになってるんだと思います。

今回の映画で描かれているのは、原作BLUE GIANTの4〜10巻。「東京編」です。
一つの目標を達成した彼は、ここからドイツへと旅立ち、大きな困難、大きな出会い、大きな経験を経て、今はアメリカの広大な大陸をあっちの街、こっちの街と「勝てるJAZZ」を探求しながら仲間たちと旅を続けています。

ドイツ(ヨーロッパ編)

アメリカ編

音が出なくても30巻近く続いているだけに、出てくるキャラクターの人間臭さと、ストーリーが熱い。
一癖あって、でもいちいち良い奴。

この漫画を手に取った理由としては、単純に「仙台が舞台」の「音楽漫画」だったから。音楽やっててもルーツがハードロックヘヴィメタルなのでジャズって言われても、好んで聴くプレイヤーがいるわけではなかった。強いていうならB`zの松本さんとラリーカールトンがグラミー取ったのが「JAZZという音楽」という程度の認識だったはず。

でも、今回の映画を見て、彼が吹いているサックスという楽器や「強く激しく勝てるジャズ」をなんとなく理解できた。

全てを回収できてリアルタイムの連載を読んでいけるのでここからがまた楽しみですね。

ぜひ読んだり、観に行ってほしい
そんなおすすめ作品でした!

現場からは以上です!


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