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無人島で開拓したブルーオーシャン

「生きるを学ぶ」。そんな無人島での2泊3日はドラマチックの連続だった。
あの3日間から2週間。なんだか夢を見てたみたいな感覚だけど、日焼けした肌が夢じゃない何よりの証拠。
無人島についてすぐ、合計30人くらいで6つくらいのチームをつくった。
僕たちのチームの名前は「ブルーオーシャン」。みんなの服にどこかしら青要素があったっていう安直な理由だけど、実はビジネス用語で”競争相手のいない未開拓の市場”という意味もあった。リーダーは僕だ。

無人島一周は、一面に広がる未知の世界。
危険はあったし、荒波を泳いで渡らなきゃ先に進めないっていうピンチにも直面した。
不安はかなり大きかったけど、わくわくする好奇心の方が強かった。チーム名を『ブルーオーシャン』にしたのは偶然だけど、やっぱり俺はそういう未開拓な世界を切り開いていくのが好きなんだなって自覚した。

そのあと食べたカレーが死ぬほどうまくて3杯くらいおかわりして、キャンプファイヤーを囲んで肩を組んで歌った。「ずっとずっと忘れない」って歌いながら、「生きててよかった」って泣いた。

浜辺で寝転んで、一面の星空をずっと眺めた。ちょうど流星群と重なってたのもあって、人生で一番流れ星を見た日になった。20個以上は見た気がする。
それでも誰かひとりは見逃したりして、「みんなが同時に流れ星見れるまで帰れま10」とかやったりして。結局どうなったのかな。気づいたらそのまま寝てたみたい。
不眠症だったのが嘘みたいに、よく眠った2泊3日だった。

大人になったら「おじさん」になって、いつしか仏頂面で同じ日々を繰り返すようになるのかな。そんなことを考えてた時期もあったけど、きっとそんなことはない。
人生ってドラマチック。いつだって何が起こるかわからない。
だから、おもしろいんだ。
いつまでも持っていたいものは何?と聞かれたら、僕は迷わず「好奇心!」と答えるだろう。
いつも心に好奇心。それさえあれば、きっと前へ進めるから。

日焼けした肌の皮が剥けていく。
夏はもう終わりかけだけど、僕の脱皮は今からはじまる。

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