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あえて隙間を作る

隙間があれば、ズレや衝撃を吸収できます。それは石垣のような建築物だけの話だけでもなく、人間関係、パーソナリティにも共通します。

隙が無い人、完璧主義な人はなかなか近寄りがたいものがあります。頼りには出来ますが、完璧さを他人にまで求めるように思われると、遠慮や敬遠してしまいます。ちょっとくらい隙がある方が、親しみやすいものです。

隙間・隙があることで親しみやすさは生まれます。「隙」と「好き」の駄洒落みたいになってしまいますが、人格的な隙間は人が近付くとっかかりになります。

とは言っても、わざと隙を作るのは難しいです。天然ボケをかます人が自分は天然じゃないと主張する一方で、自分が天然だと言い張る人はまず間違いなく天然ではないことと似ています。

じゃあ、隙があればオールオッケーかというともちろんそうではなくて、与しやすいと見下されることもあるでしょうし、嫌な人、合わない人だって近寄ってきます。石垣だって隙間があるから手をかけて侵入してくる敵がいます。

敵とは言わないまでも、自分を守るために殻を固くして、隙が全く無いようにすると、結局そういう完全無欠な人は人を寄せ付けません。完全無欠な城は攻め寄せられないでしょうけれど、そうなるとむしろ思ってもみない方向から攻略されることになります。内部にスパイを侵入させたり、内通者を作ろうとするでしょうし、遠巻きにして兵糧攻めにしたり、外交的に孤立させたりすることで開城させようとします。

人間関係でも似たようなものでしょう。何をしてくるか想像が付かないと対処も難しくなります。攻め方が予想できる方が、攻められたときの対処もたやすいのです。

隙があるように見せて実はそれは防御可能な隙であって、それを見せることでメリットもありつつも、隙によって起きうるデメリットはちゃんと対処出来るような人間であれば、一番望ましいのでしょう。そう簡単にそんな人間にはなれないでしょうけれど。

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