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2019年6月2日J3リーグ第10節ガンバ大阪U23対藤枝MYFC観戦記

昨日ホームで行われたガンバ対鹿島戦は仕事で見に行けず。
食野のゴール見たかった・・・。

引き分けの勝ち点1で順位は上がりましたが、最下位の清水と勝ち点では並んでいますので、昨シーズン終盤の地獄のような残留争いが早くも始まった感があります。

今、一番期待出来るFWが食野というのは厳しいですね。渡邉の復帰か、呉屋か一美のレンタルバックか、夏の移籍期間に宇佐美を戻すかのいずれかがないと得点は増えなさそうです。

さて、そんな食野が未だに得点ランクのトップにいるJ3の試合を今年初めて見に行きました。年間パス特典の招待券をようやく使えました。

スタメンにはユースから4人、控えの4人も全てユース所属なので、スタメン平均年齢が19.55歳、控え含めた全員だと19歳丁度という若さです。
野田のレンタル移籍によりセンターバック不足になりますから、昨日出番の無かった菅沼や青山あたり出すかなと思っていたのですが、森下監督はユース選手で補いました。
ちなみに藤枝の控え、ガンバユース出身の出岡にはガンバサポからも拍手がありました。藤枝には元J1の選手もいましたが、一番有名なのはデカモリシか矢澤かな。石崎監督かも知れませんね。
ガンバの目玉はコンチャですね。

気温は高いものの朝から曇り空だった大阪でしたが、キックオフ直前に軽く雨が降り始めたみたいでした。

最初はガンバU23がボールを保持しながら攻めていましたが、隙を突かれて失点。試合の入りは良かったように見えたのですが。

そもそもこの4バックのDFラインを見るとかなり無理感がありますね。左サイドバックの奥野も本来ボランチですし。野田が抜けたDFラインを統率する松田にかなりの負担がかかりそうです。

さて、期待のコンチャはFWのポジションにいましたが、どうも多分適性はFWじゃないように思います。守備や連携のことを考えて最前線に置いているのか。ただ、ボールを持ったときの安定感というか奪われない感じは良いですね。

前半全体の感じとしては、芝本が中盤の底からボールをさばいてなんとかリズムを作っている感じがしますが、もう少し前目でボールを持てないと決定機は作れなさそうでした。ボールを相手陣内まで運んでも、アタッキングサードでの精度も工夫も少なかったです。最後の方にあった、右MFの白井がサイドから中央に切れ込んでのシュートは惜しかったですが。押し込んでいた前半ラスト10分に得点が取れていれば、といった感じでした。

しかしデカモリシこと森島康仁は、ユース年代の選手に身体で抑えろというのは酷ですね。ガンバの守備陣で何とか対応出来ていたのは松田だけでした。

後半は髙橋をDFに入れて奥野をボランチに上げます。これでボールが少しずつ回り始めました。開始数分で裏に抜けた高木はPK?というような場面でしたが、そこは倒れずに決めて欲しかったです。

前半から何度かあったのですが、コーナーキックは選手を上げず、すぐにボールを下げて攻撃を続けるプレーを毎回行っていました。高い選手がいないことから試合前から決まっていたんでしょうね。

白井、奥野も交代してユース所属選手が6人になった直後に高木がエリア外でボールを受けた後にターンして見事なシュートを決めて同点に追いつきます。その場面で横っ飛びした藤枝のGKが足を痛めて交代しました。そのプレーで痛めたと言うより、その前から足を気にするようなストレッチを何度かしていたので、後半の途中から痛めていたのだと思います。

奥野が下がってからは食野がボランチの位置に。コンチャは左MFで2トップは高木と川崎だったと思いますが、後半途中からのガンバのイケイケ攻撃タイムは西野ガンバの良いときの攻撃を思い出しましたね。

結果的には後半アディショナルタイムに奥田、高木の連続ゴールによって逆転、突き放しとスタジアムが盛り上がる展開となりましたが、高木は3点取れたなあ、と思います。後半だけで4回決定機がありましたからね。

コンチャに関しては、最初はボールに絡めなかったですが、前半途中からボールキープでいいプレーが出始め、後半には前線でそれなりのプレーが出来ていました。トップでやるにはまだまだだと思いますが、これから期待出来るのではないでしょうか。

高木はこれでJ3で10試合で5得点。食野ほどの得点効率ではないですが、去年の一美並にはなってきました。今年のうちにトップに定着できなければ、来年は一美のようにJ2クラブでの武者修行かも知れません。

武者修行と言えばレンタル移籍中の長崎の呉屋、京都の一美がともに得点してますね。呉屋は4試合連続、一美は3試合連続のゴールと高木に負けていません。

昨日の投稿でも書きましたが、U23からトップ定着orレンタル移籍というのは自然な流れでもあると思います。全員がトップに定着できなくても、他クラブに移籍してプロとしてやっていく実績が出来れば、ガンバのアカデミーやトップに入ってくる選手の質もどんどん上がっていくと思います。


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