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Slack Channelから見るデザインカルチャー

こんにちは、デザイナーの吉井(@hrtk441)です。
この度、前身のクックパッド時代から数えると5年ほど勤めたロコガイドを退職し、医療スタートアップのUbieに入社しました。

転職したてながら勢いでUbie Advent Calendar 2020 9日目の記事を書くと宣言してしまったので、ひーひー言いながら今このnoteを書いています。

転職エントリみたいなものも書こうかと思ったんですが、他の人がたくさん良いことも言ってくれているし、内容的にもややかぶりそうなのでそれはまた後日に...
ということで、僕の記事はライトな箸休めとしてお送りしようと思います。

Slack、使っていますか

使ってますよね。僕もめちゃくちゃ使っています。
長らく使い続けていますが、仕事を進めるうえで利用頻度が圧倒的に高く、本当に欠かすことのできないツールです。仮想オフィスといっても過言ではありません。

一方転職してみて思うのは、UbieのSlackでは

- オープンなコミュニケーションと透明性担保のためにDMは原則禁止
- 全員採用担当の名のもと全メンバーが採用チャンネルにいる

といったような、僕がこれまで経験してきたSlackカルチャーとは異なる特徴があり、そのギャップに最初はかなり驚かされました。
自分のフィールドであるデザイン関連のSlackも、大小さまざまなところで「なるほどこう使ってるんだ〜」と使い方の違いを感じたのも記憶に新しいところです。

そう考えると、Slackの運用は(中身を除けば)あまりコンフィデンシャルでもないし、意外と会社のカルチャーが現れるところな気がしてきます。

そこで今日は、Ubieにおけるデザイン関連のSlack Channelについて、僕が入社してからちょこちょこ手を入れたところも含めてご紹介してみようと思います。

※ 以下にあげるSlack Channelは便宜的な名前で実際とは多少違っていますが、基本的なprefixは一定規則で全社的に整えられています。
※ Ubieのデザイナーは現在6名在籍しています。それぐらい規模感のイメージでお読みください。

#team-design

おそらく最もよくあると思われる、デザイナー横断系のチャンネルです。
ただ、Ubieはホラクラシーという形態を取っていて「デザイン部」のような部署が存在しないので、あくまで職能としてのデザイナーが便宜的なチームとして集まっているところになっています。

とはいえ話題としてはデザイン関連のMTGのアナウンスやリマインダ、デザイン業務に関する相談から雑談などで、このあたりは他の会社ともかなり似ていると思います。

強いて言えば前述のとおり部署の垣根というか部署そのものがないので、デザイナー以外もたくさんチャンネルにいるのが少し変わっている点かもしれません(今日時点で40名ぐらい)

そのため日々いろんなメンバーがふらっと話題に入ってきてくれたり、自分のコメントにリアクションをくれたりして賑わっています。

#help-design

これもよくありそうな、デザイナーに対する相談や依頼が寄せられるチャンネルです。

原型は僕の入社前からあったのですが、デザイナーへの依頼が先ほどの#team-design や、各デザイナー個別になどバラバラで来る状態だったので、前職で便利に使っていた「#help-」のprefixを導入。
チャンネルの目的を名前から分かりやすくして依頼窓口を集約させました。

ここに来た依頼は、デザイナー全員の圧倒的ホスピタリティのもと概ね1〜2時間以内でとりあえず誰かに拾われています。(アサインは別途検討)

どんな形でもカジュアルに相談してもらっていいのですが、「それでも何を伝えればいいのか迷っちゃう!」という人のためにはWorkflowを組んでいて、誰でもかんたんに相談がしやすいようにしています。
また定番かと思いますが、よく提供を頼まれるような素材も簡単に呼び出せるようにしています。

更に最近では、アサインの偏りを防ぐために「これ誰がやるべきか迷うな〜、誰がやってもいいな〜」みたいなタスクはSlack botを使ってランダムで担当を割り当てるようにしました。

余談ですが僕を含めて新しく入社したデザイナーは、周りとのコミュニケーション機会を増やすために当選確率が2倍になっています🎊

#github-design

みんなのデザインを見える化しているチャンネルです。

Ubieでも僕の入社前後からデザイナーが増えてきたこともあり、もともとはSlackやFigma上だけで会話が完結しがちだったところを、GitHubIssueによるデザインプロセスの可視化に取り組み始めました。
designリポジトリとこのチャンネルを連携させ、Issueの更新が流れるようにしています。
(昨日のyoshimaruさんのnoteでも似た話題が触れられています)

ここの目的としては「デザイナー同士をコラボレーティブにする・デザインの透明性を上げる・属人化を防ぐ」などがありますが、正直課題も多く、まだまだ道半ばです。
デザインの透明性やチーム力をあげることは個人的にもこだわっていきたいところなので、ある程度長めの目線で、継続して取り組んでいきたいと思っています。

#recruit-design

デザイナー採用に関するチャンネル(Private)です。
採用に関する施策や、リファラルなどの紹介、面談フィードバックについてデザイナーが中心となって会話をしています。

Ubieでは専任の採用担当がおらず、全メンバーが高い意識で採用に取り組んでいます。そのためこのチャンネルにもデザイナー以外にもたくさん人数がいて、非開発職のメンバーも積極的にリファラルを紹介してくれるなど、色んな人と絡むことも多いのがここの特徴です。
(逆も然りで、デザイナーもあらゆる職種の採用チャンネルに入って普段から会話を交わしています)

※履歴書等は基本的に選考に関わるメンバーのみが閲覧しています

#news-design

Slack AppのRSSを連携しているチャンネルです。
いくつかのフィードを登録していて、それらの更新がたくさん流れてきます。

このチャンネル内では特に会話せず、気になった話題は各々が持ち帰る(多分)か、#team-design などにシェアして雑にワイワイしたりしています。個人的には何かの合間にスススーっと流し読みすることが多いです。

#各プロジェクトのチャンネル

当たり前ですがデザイナー以外の開発メンバーとは、各プロジェクトのチャンネルでも会話しています。
Ubieでは開発のスクラムチームに現役医師がいるのが大きな特徴です。僕は医療ドメイン素人なので、チーム内の医師メンバーからデザインへの意見を頻繁にもらったりしています。

ただSlackは色んな人とスピーディーに話ができて便利な一方、「なぜこの意思決定をしたか?」などの経緯が遡りにくく、あとから探すのにかなり時間がかかるのが難点です。

そのため前述のGitHubIssueやドキュメントツールなども駆使して、デザインの要点はちゃんと「探せるログ」として定点を記しておくことが大事かなと思っています。

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おまけ: 前にやっていた編

現状Ubieにはないですが、前職であって良かったデザイン系のチャンネルたちです。Ubieでも今後必要に応じて復活・導入を検討していきたいと思っています。

#z-design

業務に関係ないさまざまなジャンルのデザイン系の雑談をするチャンネル。
Ubieにも一瞬作ってみたのですが、前述のとおり部署がないため #team-design にも自然にいろんな人が入るようになり、話題の区別がつかなくなってアーカイブとなりました。

#blog-design

こういったnoteのネタ案を貯めたり、ドラフトのレビューをしてもらうチャンネル。
自分では書くネタがないな〜と思っていても、他の人から「前やってたアレ書けそうじゃん」と言ってもらえるとその気になって書けたりします。

#times-design

デザインの進捗に関する、デザイナー共有の雑多なつぶやき & ライトなお悩み相談チャンネル。
#team- に上げると業務連絡などで話題が散るし、個別の #times- (分報チャンネル)だとひとつひとつ見に行くのが面倒で、独自で立てていました。

物理オフィス時代は隣の席のデザイナーに「ちょっとこれ見てもらってもいい?」とよく聞いていましたが、それぐらいの軽いノリで使えてけっこう便利でした。(Ubieではdiscordがその代用かもしれません)

#figma

Figmaの便利プラグインを紹介したり、Figma系のニュースフィードを流したりなどするチャンネル。
これとは別に #help-figma という、デザイナー以外でfigmaを使うメンバーに使い方を教える駆け込み寺チャンネルや、デザイナー向けにTeam Libraryの運用や更新について話す専用チャンネルもありました。
Ubieでは今のところ #team- や #help- などで代用しています。

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おわり

思いのほか長くなりましたが、Slack Channelから見るUbieのデザインカルチャーを紹介しました。
(Slackの話しかしなかったけど、もちろん直接でもバリバリ会話しています!)

小規模なデザインチームだと大体似ている気もしますが、うちはこういう感じでやってるよ〜などイイ情報があればぜひ教えてください!

We're hiring!

最後にお決まりのやつですが、Ubieはあらゆる職種で絶賛採用募集中です。まだまだやりたいこと、やらないといけないことが盛り沢山で、デザイナーとしてもさまざまなチャレンジに溢れています。
個人的にはデザインの力で圧倒的な事業成長を後押しすべく、Ubieのデザインカルチャーやデザイン力をもっともっと強く育てていきたい気持ちです。

詳しい話にご興味ある方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
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