Masaki Haruta

freeeで税理士さん向けプロダクトとグローバルチームのデザインマネージャーを担当して…

Masaki Haruta

freeeで税理士さん向けプロダクトとグローバルチームのデザインマネージャーを担当してます。

マガジン

  • あえ共freee

    • 175本

    freeeでの日々の取り組みを"あえて共有"しています。 freeeでの日々の取り組みや実験を広く共有することで、枠を超えて、会社や組織の今をもっとよくしたいと思っている人やバックオフィス・スモールビジネスの方たちの少しでも役に立てればと思っています。

  • freee Design Magazine

    • 123本

    freee株式会社のデザイン組織が運営するマガジンです。マジ価値を届け切るために日々デザイナー陣が取り組んでいる事例をご紹介します

最近の記事

言語やロールの違いを超えて、一緒にデザインしていくための挑戦 - Spectrum Tokyo Festival 2023

はじめにこんにちは、freee株式会社でグローバルデザインチームのマネージャーをしているHalです。この記事はfreee Designers Advent Calendarの4日目です。 2023年12月2日と3日に開催されたSpectrum Tokyo Festival 2023で、「言語やロールの違いを超えて、一緒にデザインしていくための挑戦」という内容で登壇しました。 本記事ではその発表内容の書き起こしを共有します。 発表内容freeeは、「スモールビジネスを、世

    • マニラで開催されたUX+ Conference 2023に参加してきました

      2023年9月、マニラで開催したUX+ Conference 2023に現地参加してきました。freeeのグローバルデザインチームから私(Hal)とfreeeの子会社で、マニラに拠点があるLikha-iTに駐在中のプロダクトデザイナーShotaの2人で参加してきました。 UX+ Conferenceは2019年に設立し、世界中からUXデザインに関わる先駆者をスピーカーとして呼んだ、アジアの中でも大きめなUXのグローバルカンファレンスだそうです。今年も2000人規模の参加者が

      • 社内ムーブメントを起こすために大事な10のルール

        こんにちは、freeeのグローバルデザインチームでマネージャーをしているHalです。先日、freeeの中で担当外のプロダクトであるfreee人事労務のiOSアプリを英語対応するために社内で草の根活動をした話をブログに書いたんですが、 その活動が全社の総会で、freeeの価値基準の一つである「ムーブメント型チーム」を最も体現しているプロジェクトとして表彰されました。 ムーブメント型チームとは? 前回のブログの中で「freeeのような規模で、プロダクトのロードマップにない機

        • Config2023に現地参加して、AIとデザインの未来について考える

          2023年6月、Figmaがサンフランシスコで開催したグローバルデザインカンファレンス Config 2023に現地参加してきました。freeeからはグローバルデザインチームのマネージャーとして、私1人が参加してきました。 本記事では、イベントの雰囲気をざっくり話しつつ、AIに関するトークに絞ったまとめ、現地のデザイナーと話して感じたことを紹介します。 TL;DRFigmaのイベント体験の作り込みはすごい これからのデジタルプロダクトのデザインでは、「AIを用いて、パタ

        言語やロールの違いを超えて、一緒にデザインしていくための挑戦 - Spectrum Tokyo Festival 2023

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        記事

          グローバルチームのデザイナーが、freee人事労務 iOSアプリの英語対応をリリースした話

          グローバルデザインチームでマネージャーをしているHalです。普段はグローバル開発チームと一緒に英語で税理士さん向けの新規プロダクト開発を担当しています。今日は最近リリースしたfreee人事労務アプリの英語対応について話します。 この記事では、僕がなぜfreee人事労務という別チームのモバイルアプリの多言語対応機能を企画し、自ら実装し、リリースするまで至ったか、その道のりについて紹介していこうと思います。 記事のサマリfreeeのミッション実現とグローバル開発チームの未来の

          グローバルチームのデザイナーが、freee人事労務 iOSアプリの英語対応をリリースした話

          グローバルチーム、立ち上げ1年目の振り返り

          この記事はfreee Designers Advent Calendar2日目の記事です。 こんにちは、はるたんです。社内バリスタをしつつ、グローバルデザインチームのDesign Leadを担当しています。チームのWeekly MTGでは、オフィスのキッチンでコーヒーを同僚に振る舞ったりしています。 この記事ではグローバルチームの1年間の振り返りを紹介します。 ※freeeは今年の1月にグローバルチームを立ち上げました。チーム立ち上げの話に関しては以前記事を書いています

          グローバルチーム、立ち上げ1年目の振り返り

          Why freee set up a global team? Share my passions as a first designer in the global team

          (別記事で日本語版を読むことができます) Hello, everyone! I’m Hal who is a first designer of the global team in freee since Jan 2022. From then, my work environment has changed dramatically such as designing new product, speaking English, and working with new

          Why freee set up a global team? Share my passions as a first designer in the global team

          freeeのグローバルチーム立ち上げ時に、チーム運営で心掛けていること

          (You can read the English version in another article) 2022年1月からfreeeのグローバル開発チームでDesign Leadをしているはるたんです。1月からチームもプロダクトも話す言語も変わり、気付けば3ヶ月が過ぎてました。 僕自身、グローバル開発を立ち上げたことがあるという方の話を聞いたことがなく、参考にできる情報も少ない中、毎日手探りでチーム運営をしています。この記事ではグローバル開発チームを立ち上げ時の想いや

          freeeのグローバルチーム立ち上げ時に、チーム運営で心掛けていること

          freeeに入社してくる未来の新卒デザイナーへ、僕の6年間の実践知をすべて伝えます。

          皆さん、はじめまして。 freee株式会社でfreee会計というソフトのDesign Leadをやってるはるたんです。freee Design Magazineの編集長(自称)としても活動しています。 今年は、freee Designers Advent Calendarとして、12月25日まで毎日いろいろなメンバーがブログを書いていきます。デザイナーだけでアドベントカレンダーを実施できるようになったことが本当に感慨深い。 はじめにさて、記念すべきfreee Design

          freeeに入社してくる未来の新卒デザイナーへ、僕の6年間の実践知をすべて伝えます。

          デザインレビューが苦手だった僕が、積極的にレビューをもらえるようになった話

          最近、社内のデザインチームで朝から気まぐれにSlack Callを立てて雑談をしています。今日はデザインレビューの話になりました。 この話題でいつも語られるのが、デザインレビューを人格否定と捉えてレビューをもらうのが辛くなるって話。 僕も昔はデザインレビューが苦手だったんですが、今では積極的にレビューをもらえるようになったので、デザインレビューに対する気持ちの変化について書いてみようと思います。 デザインレビューが嫌いだった時代2016年、インターン1年目は正直デザイン

          デザインレビューが苦手だった僕が、積極的にレビューをもらえるようになった話

          ハンドドリップとデザインの共通点から考える理論と感覚の話

          僕は最近、コーヒーにはまっている。日々ドリップしたコーヒーの味を確かめ、細かい変数をいじって微調整し、味の感想を記録して改善を繰り返す。 ここまではまったのはコーヒーが美味いからというのもあるが、ハンドドリップコーヒー自体の魅力とデザインのある共通点に気付いてしまったのも理由の1つかもしれない。 以前書いたブログで、僕は次のように述べた。 今までなんとなくコーヒーを淹れていたが、こんなにロジカルにコーヒーを淹れることができるのか、と。それから彼が紹介するコーヒー器具を買

          ハンドドリップとデザインの共通点から考える理論と感覚の話

          ハンドドリップコーヒーのレシピを自動作成し、感想を記録できるアプリ「Collective」をリリースしました

          こんにちは。 freee株式会社でデザイナーをしているはるたんです。今日はデザイナー兼エンジニアとしてリリースブログを書いてます!わっしょい! Collectiveとは「Collective」はハンドドリップコーヒーのレシピを自動作成し、味の感想を6段階で評価できるアプリです。日々のコーヒーの味を安定させたい、ドリップの仕方を学んでみたいという方、コーヒーが好きな方にぴったりのアプリです。 実際に動いている動画はこんなかんじ 開発のきっかけ3月頭から在宅勤務がはじまり、

          ハンドドリップコーヒーのレシピを自動作成し、感想を記録できるアプリ「Collective」をリリースしました

          【CIID Summer Schoolの学び】文化や言語の違いによって生まれたアイデアの種🇩🇰

          先月、CIIDというコペンハーゲンにあるインタラクションデザインの研究機構が開催するサマースクールに参加してきました。海外のスクールに参加する経験は今回が初めてであり、言語的に苦労した面も多いものの、それ以上に自分にとって学びの多い体験ができました。 CIIDのサマースクールを受講した理由昨年、CIIDのサマースクールに参加した方々の話をイベントで聞いたり、noteで読んだりしていて純粋に興味を持ったというのが率直な理由です。元々海外で働くことに興味があり、英語を使ったワー

          【CIID Summer Schoolの学び】文化や言語の違いによって生まれたアイデアの種🇩🇰

          2週間の北欧旅行を通じて感じたこと

          この夏、Copenhagen Institute of Interaction Design (CIID)というデンマークにあるインタラクションデザインに特化した研究機関が開催するサマースクールに参加してきた。 サマースクールは5日間だけだったものの、せっかくコペンハーゲンに来るので約2週間のお休みをもらい、北欧を旅することにした。 7月5日金曜夜の便でベルリンへ向かい、2日ほど友人宅で過ごしそのままコペンハーゲンへ向かい、5日間のサマースクールを受講。その後は、ストック

          2週間の北欧旅行を通じて感じたこと

          管理画面設計者のための安全設計ガイドラインを作りました

          はじめにこんにちは。freee株式会社で税務申告ソフトのデザインをやっているはるたんです。 最近、ユーザーエラー防止のためのデザインというものに興味があり、いくつか書籍を読んだり、日々の業務での知見を元に社内で安全設計ガイドラインというものを作りました。 世の中にはヒューマンエラーを頻発させるようなシステムがまだまだたくさん存在するので、少しでも誰かのために役立てればと思い、一部内容を修正して、noteで公開することにしました。 本記事では、「設計時に気をつけること」「

          管理画面設計者のための安全設計ガイドラインを作りました

          デザイナーになった後に大事にしていたこと

          先日、株式会社ユーザベースのSPEEDAのリードデザイナー&株式会社デスケルの取締役である@hiranotomoaki さんと飲んだ時に、「takeだけではなく、giveする精神が大切。」という話がありました。 思えば2016年4月からデザイナーとしてインターンを始めて、この3年間はひたすら社内で後輩であり、たくさんのtakeは受けてきたが、giveしたものって数少ないなと思いました。 正直、「自分がgiveできるものは他の人もgiveできるし、語ることなんてなんもないや

          デザイナーになった後に大事にしていたこと