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今日は家族を紹介!
まずはこの投稿の主な登場人物になるであろう2人の子ども、
モモとララについて。

長女モモ

絵を描くのだいすき

モモはこんな子

長女モモ(執筆時9歳)
ポケモンと韓国語のYouTubeとスケートをこよなく愛する小学生。
そしてモモには創作の才能がある。

絵を描いたり身の回りのもので作品を作ったりするのが大好きで、
それがモモの自己表現の手段でもある。
しかし飽きっぽいところもあり、
同じ制作は長く続かないし、
身の回りの片付けもけっこう苦手だ。

芸術家らしいというべきか、
激情型で感情を爆発させることがあり、
毛を逆立てて足を踏み鳴らしたりする(家族の前限定)
そして寝起きのモモはたいてい般若の顔をしている。

とは言え、カナダに来てから学校ではけっこう楽しくやっているらしい。
最近は、学校で折り紙を加工してスクールバスを作り、
バスに乗る人形も折り紙で自作。
これがクラスメートから好評で、
注文も受け付けているらしい(数量限定)

寝ないモモ

モモが生まれた9年前、
私は途方にくれていた。

壮絶な出産を終えてなんとか母子ともに健康で病院を退院。
初めての授乳、初めてのオムツ替え、初めてのお風呂デビュー。
夫も母も全力で応援してくれたけど、私にとっては何もかもがツラかった。

事前に育児書で読んでいた内容からはあまりにもかけ離れた我が子。
そう、モモは、寝ない子だった。
妊娠中の定期検診で超音波検査をする時はいつも寝ていたのに…。
そして起きている間じゅう、機嫌が悪くて泣き叫んでいる。

寝る時間を削られた私は息も絶え絶えだった。
この寝なさすぎるモモの物語は今後、追々と。

次女ララ

おしゃれだいすき

ララはこんな子

次女ララ(執筆時7歳)
人形遊びとネイルと化粧と、何よりガジェットが大好きな、今どきの小学生。
ララから電子機器類を取り上げるのは至難の業だったりする。

ララはモモにくらべると静かでおとなしい。
学校でも先生の話をちゃんと聞くので先生からはいつも高評価をいただいている。
(カナダでは、座って先生の話を聞ける子は優等生 笑)
が、実はとても甘えんぼうでいつも家族とのスキンシップを求めている。

けっこう周りに気を遣うので
気がついたらどっと疲れが溜まっているタイプ。
日本の保育園に通っていたころは、
朝は行きたくなくて大泣き。
夜は毎日床にひっくり帰って泣き叫んでいた。

そんなララだが
好きなことに没頭しているときは本当に幸せそうだ。
ままごと遊びやおしゃれもその一つ。
貼ってはがせるネイルやタトゥーは大のお気に入り。

ララも寝ない子

モモの2年後に生まれたララもまた、寝ない子だった。

またか…そう呟きつつも育児に精を出した私たち夫婦だったが、
何度も精神的に限界を迎える(特に私が)。

敏感な子の存在を知る

夫婦共働きで朝から晩まで働いて、
帰宅後は「夜勤」をこなし、(子どもが2人とも寝ないので…)
また働きに行くことの繰り返し。

あーこりゃもう一家心中か、というすんでのところで踏みとどまり、

ずっと気になっていた
「ひといちばい敏感な子」
(エイレン・N・アーロン著、明橋 大二訳、 一万年堂出版)

という本を買って読んでみたところ、
「うちの子達、まさにこれやん!!!!!」
となったのだ。

この本と、著者アーロン先生、訳者明橋先生には感謝しかない。

こうして敏感な子の存在を知った私たちは、
身近な人たちに理解と協力を仰ぎつつ、
「とにかく子どもの成長を待ってみる」

という方針を決めたのだった。
それで子どもの夜泣きやかんしゃくがおさまるわけでは決してなかったけれど、
こちらの気の持ちようが変わって
少し寛大に子どもに接することができるようになった。

夫カイ

スポーツだいすき爽やかイクメン


そして私の最大の応援団、夫のカイについて。
(※注:イラストの半分は妄想でできています)

カイは私と同じく30代の働き盛りのサラリーマン
…だったのだが、強引な私に連れられて、
はるか遠くのカナダまで一緒にやってきた、優しさの権化のような人物。

私が敏感なのに対し、カイは「敏感じゃない人」である。

敏感じゃない、というのは鈍感とは全く違う。
例えばカイは学生時代に
クラス内での派閥争いとか部活内での部員同士の揉め事とかがあっても
特に気にならなかったという。

争いに「気づかない」のではない。「気にならない」のである。
(周囲の出来事全てに侵食される私にとっては驚異的なエピソードだ)

そして夜は寝る。しっかり寝る。なんせ寝付くのが早い。
しかし、朝はきっちり定刻に起きてバリバリ仕事をする。
勤勉さの塊のような人でもある。

そんなハイスペック男子のカイだが、
モモとララが生まれてからは当然のように、
仕事以外の時間をほぼ全て育児に費やしてくれている。

敏感じゃないカイにとって、敏感ちゃんの我が子達は
興味深くもあり、また対処しずらい手強い相手でもある。

彼の常識からはかけ離れたことがしょっちゅう起きる。
でもそれを楽しみつつ対応してくれるカイはやっぱりすごいなと思う。

そして今

月日が流れ、今モモとララは、毎日元気に生きている。
そして夜は、ほぼほぼちゃんと寝るようになった。

あくまでも私と私の家族の経験談に過ぎないけれど、
時間が解決することはある。
それも結構ある、と思う。

今は子どもと一緒にいる時間が楽しい。
親も子もそれぞれやりたいことがあって、夢中になることがあって、
ともに過ごす時間もあって。

子どもが親元を巣立って行くまでの限りある日々を、
尊いものと思えるようになった。

Baby steps.
ちょっとずつ。

前に進んで行こうと思っている。

終わりに

…というわけで長くなってしまいましたが、以上が家族の紹介です。
ここまで読んでくださりありがとうございます!

また次回もお楽しみに〜^ ^

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