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週刊オールライター第77号 「読書」

「本を読め」
幼い頃から読者の皆さんもそう言われてきたことでしょう。
私は最近になって、読書は人間にとって最も簡単でなおかつ必要不可欠な教育方法だとわかりました。生まれてきてからの21年間読書の習慣がなかったことに後悔しているので、読書をする訓練をしています。今回は、後悔してわかった読書の重要性を論じます。


1. 言葉を「教える」だけではない読書の長所

読書の長所でよく挙がる理由に
「教養・知識」
などのいわゆる「言葉を教える」という点がありますが、私はこの大学生活でライターを目指す中で
「語彙力」
に着目しました。
実際にそのような統計が出ていますし、これは洒落になりません。話し言葉でも書き言葉でも、語彙がなかったら全く伝わらないのは同じです。語彙力があれば、自分の意見をもう少し捻った言い方ができます。

2. 読書をしなかったことで後悔している点

今までの21年間、読書をしなかったことを後悔している最大の理由は
「汚い発言しかできなくなったから」
です。
そのせいで会話が途切れることや、言わなくても良いことを言って場が凍りつくこともあります。

3. 読書をしろ! 土屋武之さんと栗原景さんに説かれて

私は現在就職活動を行っていますが、そのスタートとして定めたのは今年のバレンタインです。この日私は、昨年のNACK5の企画でお世話になった鉄道ダイヤ情報の編集長様と進路に関する相談をさせていただきました。鉄道ダイヤ情報の若い編集者の方も交えて、キャリア相談をしました。この日になった理由は編集長様からの返信で
「14日にライターさんがきて打ち合わせをするのでその日にやるというのはいかがですか?」
といただいたからです。鉄道ダイヤ情報では、私がいつもお世話になっている栗原景さん以外にも、土屋武之さん、伊原薫さんの3名が特集記事を作成しています。
進路相談が始まって1時間が過ぎた頃、まずは土屋さんが来社。挨拶をして名刺もいただきました。土屋さんは
「最初はその内容に驚くが、言っていることは全て的を射ている」
方です。この進路相談以後にも、Xで
「気をつけて。人間年老いたら『昔は良かった』などと言い出すけど、自分の好みではないことを理由に腐しちゃダメ」
「それは安易に言っちゃダメ」
「あえて隠していることだってあるんだから、答え合わせするような投稿はしない方がいい」

など、たびたび返事をいただくのでとてもありがたく感じています。そんな土屋さんに、ライターになることなど私のビジョンを伝えると
「本読んだ方がいいね」
と教えてくれました。
その後栗原さんが来社し、会議室に入ると伊原さんも来社。
こうして会議室に編集長と編集者、土屋さん、栗原さん、伊原さんに私という環境になり、とても緊張しました。
その際に土屋さん、栗原さんはやはり
「本読むって大事ですよ」
と、読書の重要性を説きました。

帰宅後、栗原さんとDMのやり取りをする中で
「鉄道以外の本も読んでください
好きな本ありますか?」
と質問されたので
「トラぺジウム」
と答えました。この作品は、乃木坂46のメンバーだった高山一実さんが書いた小説で、2019年に出版された作品です。この本は恥ずかしい話ではありますが、私が唯一「買おう」という意思を持って買って全て読んである程度ストーリーまで言える本です。本当はこのような本が何冊もなければおかしいのですが、これ1冊だけというのは、物書きを目指す人間として一番恥ずべきことです。

4. 読書習慣を身につける訓練

この訓練方法ですが、まず図書館で宮部みゆき氏の「火車」を借りましたが、挫折しました。
「図書館で借りて本を読む」という方法は、私には適さないことがわかりました。
図書館は「2週間で本を返さないといけない」という制約があり、これによって私の脳は、「2週間以内に全部読まないといけない」という束縛に縛られるのです。私は束縛を嫌う人間なので、この束縛に急かされるのが苦痛でした。ですので現在私が行っているのは
「ネット通販で中古の本をポチって読む」
という方法です。
これは、「なぜ『トラぺジウム』はストーリーまで覚えて感想を言えるのだろう」
と考えた結果です。トラぺジウムは、自分の意思で買っているからです。実際に過去に読書感想文を書くために図書館で借りてきた本の内容はほとんど忘れています。これにヒントを得て、この方法を思いつきました。
この記事の執筆時点で、楽天の中古で先述の「火車」と湊かなえ氏のデビュー作「告白」を購入しました。中古で2冊合わせて550円ほどでしたので大金を叩いて新書を買うよりもこちらの方が易しい方法です。

むすびにかえて

今回は、やっと読書を始めたことについて書きました。非常に恥ずかしいですが、語彙力を上げるためにもたくさん本を読めるようになりたいと思います。

それではまた。

今回作成のために使用したインターネット


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