【STEP1-0マインド】全ては子どもと先生の成長と笑顔のために|「先生ビギナーズガイド」<ステップ1>お仕事術

※本記事はyoutubeの台本を先行公開した記事になります。

ゼロから学べる!先生ビギナーズガイド~笑顔ではたらくための3と30のキホン~

今回は、

<ステップ1>お仕事術【1-0】仕事を効率化するために必要なマインド

の講義になります。


どうも、紅葉です。

ここでは、<ステップ1>お仕事術のスキルを学んでいく上で大切なマインドについて紹介していきたいと思います。


【講義のゴール】

【GOAL】仕事を効率化する上で必要なマインドを身に付ける。

ただ単に仕事を効率的にこなることに意味はありません。どこに向けて仕事をしているのかを明確にする方法を学びましょう。

本講義の最後には、ゴールを達成するための【TO DO】リストを紹介していますので、ぜひ最後までご視聴ください。


【講義の内容】

  1. 教師が仕事を効率化する必要はあるのか?

  2. 誰に向けて仕事をするのか考える

  3. 全ては子どもと先生の成長と笑顔のために

以上3本立てでお届けします。

それでは本編スタートです!


1.教師が仕事を効率化する必要はあるのか?

そもそも教師が効率的に仕事をこなす必要はあるのでしょうか。

スピード感をもって仕事をしても、給料が上がるわけでもなければ、すぐに昇進できるわけでもありません。地方公務員として働いている先生ならなおさらです。

結論から言うと、それでも教師は仕事を効率化する必要があると思います。

業務を効率的に進めれば早く退勤できるようになりますし、本来時間をかけるべき仕事に時間を使うことができるからです。

ただし、組織として十分に機能していない職場では、自分が努力して効率的に仕事をしているにも関わらず、それによってさらに仕事を頼まれてしまうという現象が起こる可能性があります。

効率的に仕事をしていった先にあるものがさらなる仕事であったなら、仕事を効率化したいとは思いませんよね。

そこで、「誰に向けて仕事をするのか」を考える必要があります。

2.誰に向けて仕事をするのか考える

教師は誰に向けて仕事をしているのでしょうか。

教育のゴールは様々ですが、「子どもの成長を願っている」という点は共通しているはずです。

そう考えると、学校の先生は「子どもに向けて」仕事をしていることになります。

では実際はどうでしょうか。

「保護者の目を気にして参観日には発表会を開催する」

「同僚の目を気にして新しい実践を試さず、前年度と同じように指導する」

誰にでもこのような経験はあるのではないでしょうか。

もちろん、僕にも同様の経験があります。
本当はそうであるべきでないと分かっていても、どうしても周りの目が気になってしまいますよね。

ですがそれではクラスの子どもの成長が加速することはありません。

昨日より今日、今日より明日。たとえ後退しているように見えたとしても、教育者として子どもを信じ続ける。

学校の先生にはそんな姿勢が必要です。

とはいえ、「子どもに向けて」仕事をしていると分かっていても体力・気力が続かないこともあると思います。

そこで、まずは「子どもに向けて」ではなく「自分に向けて」仕事をしてみてはいかがでしょうか。

「"自分が"この実践を試してみたいからやってみる」
「"自分が"笑顔でいるために定時退勤を目指す」

他人の尊厳を傷つけない限り、まず始めは「自分本位」でもいいと、僕は思っています。

何を隠そう僕自身も始めは「"自分が"笑顔になれるように早く退勤しよう」という目標を立てていました。

このように、一見自分本位に思える目標であったとしても、それが子どもの成長や笑顔に繋がっていることもあります。

まずは、自分がどうしたいか、自分を満たせるようになってから、次のステップに進みましょう。

3.全ては子どもと先生の成長と笑顔のために

「早く退勤して、十分な睡眠時間を取ることができた」
「自分がやりたい実践を試してみることができた」

"自分"に焦点を当てて仕事を楽しめるようになってきたら、「子どもに向けて」仕事をするという目線に切り替えるといいかもしれません。

学校の先生として仕事をするとき、その業務は必ず子どもと先生の成長や笑顔に繋がっていると僕は思っています。

例えば、あなたが時間割を作成する仕事を担当していたとします。

作業としては、重複が起きないよう、また条件に当てはまるように時間割を組んでいくというなかなかにハードなものになります。

ですが、その仕事は最終的には「子どもと先生の成長と笑顔」に繋がっています。
各先生のコマ数や曜日単位での仕事量を考慮することで、その先生の1年間のスケジュールをよりスムーズなものにできるかもしれません。

子どもの集中力を鑑みて時間割を組むことで、学校の子ども達の1年間の学習効果がアップするかもしれません。

そうなれば、頭を使う作業であったとしてもあなたが作った時間割は「子どもと先生の成長と笑顔」に繋がっていることになりますよね。

仕事をする時は、どうしたらより「子どもと先生の成長と笑顔」に繋がるか、という視点をもっておきましょう。

そうすることで、校務にも意味をもって取り組むことができます。

注意点

今回、退屈に思える校務であっても「すべては子どもと先生の成長と笑顔」に繋がっているという話をしてきましたが、一点だけ注意してほしいことがあります。

それは、教師と言えどもあくまで「仕事」であるということです。

この仕事は誰に向けてやっているのか?

この視点をもって学校の先生をできているのであれば、これは立派なことですし、そういう人は教師として成長できることでしょう。

ですが、教師はあくまで仕事です。

あまり無理をして自分を犠牲にしないように気を付けましょう。

そのバランスをうまく取っていくのもまた大切なことです。

若手の先生であれば、まずは「自分がやりたい、自分のためのことだけど、子どものためにもなっていそうなこと」から始めてみましょう。

講義のまとめ

この講義のまとめです。

【講義のゴール】

【GOAL】仕事を効率化する上で必要なマインドを身に付ける。

どこに向けて、誰のために仕事をしているのかを明確にする方法を学びました。

「すべては子どもと先生の成長と笑顔に繋がっている」

ということを意識して仕事をしていきましょう。

「先生」の中にはご自身も含まれています。子どもの笑顔のためにもまずは先生自身が笑顔になれるよう、これからの講義でお仕事術を学んでいきましょう。

今回のやることリストはこちらです。

【STEP1-0】やることリスト

①自分が担当している校務が何のために、誰のためになっているのかを書き出す。
②自分はどんな学級経営、授業、仕事がしたいのか、それぞれ1つ以上書き出す。

ノートやスマートフォンのメモ帳、この動画のコメント欄など、どんな形でもいいので、アウトプットすると、より学習の効果が高まりますよ。ぜひコメント欄をご活用ください。


お疲れさまでした。今回の動画は以上になります。

それでは、次の動画「【STEP1-1】教師の最強お仕事メモ術~仕事の覚え方~」でお会いしましょう。



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