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あなたを悪く解釈をする人は無視してOK!「悪意の人へのスタンスと対応を決めておく」

僕について悪い解釈をしてくる人たちと距離をとった途端、一気にストレスが減った。

「非常識でマイペースすぎる。もっと世間に合わせた生き方をしないと大変なことになるよ」
「もっと自由に生きていいんですね。世間が決めた枠組みにこだわりすぎる必要がないとわかりました」

これは、いずれも僕に対しての言葉である。

このように同じ人間を見ても、人によって大きく解釈が変わる。

人は見たいものを見ようとする、そしてその人間特有の「解釈の癖」が存在する。

犬を見て「なんて、かわいいワンちゃん」と笑顔になる人もいれば「噛まれたらどうしよう。狂犬病の注射は打っているのかな?」と不安になる人もいる。

全ては、その人が過去の体験で獲得した信念と解釈によるものである。

僕は口数が少ない方なのだが「静かなので一緒にいて落ち着く」という人もいれば「なんでそんな無口なの!? 普通はもっとしゃべるものじゃないの?」と言ってくる人がいた。

僕を長らく苦しめてきたのは「普通は〇〇」という、思考と検証を放棄した普通教の信奉者たち。彼ら彼女らは、多数派に身を置くことで安心を得られる人々だ。

多数派で安心したい人は、少数派の人を見ると「自分はこれでいいのか?」と不安になり、境界線を越えてくる。そして多数派の側へ入るよう、懐柔を試みる。

みんなその人が持つ本来の性質を受け入れて、その人らしく生きれば何の問題もないのに。

犬に生まれたのに猫へ憧れ「いまだにワンとしか鳴けないんですよ。ニャーって鳴きたいのに…」と悩むのはナンセンスだろう。

30代になるまでは「もっと口数を増やさないと!」と努力していたが、そもそもそんなことをする必要はなかった。

「口数の少ない人」に優劣はない。それに対して解釈があるだけだ。そこに気づけたとき、かなり楽になった。

ニーチェの「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」という言葉に出会えたとき、どれだけ救われたことか。

あなたに対して好意的な解釈をする人とつきあえば心地よいだろうし、笑顔が増える。

あなたに対して悪意的な解釈をする人とは、……そもそも真面目に付き合う必要はない。むしろシビアに距離をとった方がいい。今すぐ心理的な壁を築いた方がいい。愛情がない人ほど、好き勝手言いたがるものだから。

あらゆる対象へネガティブな解釈をすることで、精神の均衡を保っている人が一定数いる。

こういった人たちに共通する信念がある。それは「自分が成長するのではなく、成長する他人を自分と同じレベルに引きずりおろしたい」というもの。
これは無意識レベルで感じていることなので、当人はこの信念を自覚するのは困難だ。こういった人たちは、例外なく自分の短所から目を背けてきた人たちだろう。自己受容とは縁遠い人たちでもある。

物事のポジティブな面を見出して、それを相手に伝えることで好循環が発生する。

なぜポジティブな面を見出せるのか?

相手に関心があるからだ。関心の正体は愛に他ならない。

あなたと良好な関係を築ける人は「この人の良い面をどんどん発見して、良好な関係を築きたい」という愛情あふれる人なのである。

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