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HSPは「負け戦」を避けよう!強みを発揮できる環境で自己肯定感がUP

Webメディアの会議にZoomに数人が入室して、和気あいあいとした会話で笑顔が弾けている。

ある男性が入室した途端、みんな押し黙り緊張感が一気に高まる。

彼の名は論破マン(僕が勝手に名付けた名前だが、笑)。

論理を追求しディベートを好み、自分正しいと思ったことは徹底的に主張。相手を論破して黙らせる。反論は許さない。

僕はこの論破マンが大の苦手だった。

HSP気質の人で、3名以上が集まる場になると途端にパフォーマンスを発揮できない人は少なくない。

僕もそのひとりだ。

ただでさえ緊張する複数人が集まる場に、論破マンまでいる。

この状況がどうにも耐えがたく、仕事を辞退させてもらった。

振り返っても、この決断は間違っていなかったと思う。

論破マンが彼の信じる正義を声高に叫び続けるたびに、僕の心は悲鳴を上げたいた。

HSPは、得手不得手が極端だ。

僕は四十路を過ぎてから、どうあがいても上手くいかないことを徹底して避けている。

そして可能な限り、強みを活かせる仕事を増やすようにした。

2年間だけ会社勤めをしたが、集団の中で仕事をする環境がまったくもって合わずに疲弊を重ねた。

その後、独立してフリーランスになってからは「ひとりの環境だと、こんなに仕事がはかどるんだ!?」と自分でも驚いたものだ。

勝ち負けのみで判断するのは、好きではない。

ただし「今日も負けた」と落ち込む日々が続くと、誰でも自信を失うものだ。(「負けた」とジャッジを下しているのは、自分自身ではあるが)

強みを発揮し、やりがいを実感できる仕事との出会いは大切である。

繊細なHSPが草食動物だとしたら、トラやライオンがいる環境には最初から足を踏み入れない方がいい。

そして自己肯定感は、意図して無理やり上げるものではない。

自分が適した環境で活き活きと暮らしていれば、自然に自分を肯定しようという気持ちが育まれるものだ。

自信をつけるためには、まず環境選びを慎重にすることだろう。

そして合わない環境は可能限り早い段階で離れた方がいい。

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