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北海道で小さな森、守ってます。

北海道に住んでいたときに出会った奥山の森。里山よりももっと奥の人間が普段は入らない場所にある奥山という意味です。2009年に売りに出されているのをたまたま友人から教えてもらいアプローチしたのにも関わらず、製材会社に売られてしまいました。出会ったその奥山の木々が切られて売られるということがどうしても気がかりで、その後も1年かけて交渉して2010年2月26日に製材会社から買い取りました。それは、ただ、奥山の森の自然に惚れたから、何かできることをしたかったから、今思っても取り付かれたかのようなやみくもなスタートでした。

その後、管理人をしています、と言っても管理しているわけではなく、キャンプ地やテーマパークを作ろうとか、木を植えて林業を活性化させようとか、はなばたけを作ろうとか、そういう商業目的はありません。里山や公園のように人間の営みに寄り添う機能を持つ自然もありますが、このプロジェクトは人間があまり足を踏み入れない奥山にあるため、里山・公園・身近な自然関連プロジェクトとは一線を画していると考えています。

人間が手を入れない、入れる必要のない、半永久的な、そして大切な木々、動植物、水源が守られ、多様性が損なわれることなく、守られるべき自然が守られるように見守っている立場です。

異常気象、洪水、山火事、次々に絶滅していくという野生の種。大人になってある程度のところで諦めるということが日常になり、一体全体、個人の私に何ができるというんだろうと思わずにはいられなかったこの大問題に対して、胸の奥の痛みを少し和らげてくれるような私のための、そしてこの森に住む1000を軽く超える生き物のために#未来のためにできること。

ホロカトマム山林
Horoka Tomamu Montane Forest (HTMF)

このnoteはこのプロジェクトを紹介するために始めたものではなく、個人的に興味のあることを楽しんで記録する場所がほしいと思って始めました。なので、ここの内容は表向きには自然プロジェクトにそぐわない感じがするかもしれません。そういう、全く(自然科学の)専門家ではない個人が、こういう人がそういうことをしていているのだと、そんな感じで見ていただければ幸いです。自然好き、森好きな人たちとも繋がれることを願いながら。


庭の倒木は片付けますが、奥山の倒木は多様性への恵みです
頂上からの眺め
ホロカトマム山林は662mの標高があります
多様性で言えば一番多い種類は昆虫類
林床のササは北海道の亜寒帯系森林には特徴的
秋が一番好き
頂上付近はダケカンバの白が綺麗です


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