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水漏れ事故からの復活〜最終回〜

6月に起きた洪水からの復活。全てが終わりました。ここまでくるのに全部で8ヶ月以上かかりました。事故当初の記事を見返すと、「修理に全部で2ヶ月くらいかかるかな」と書いていたので、大幅修正、さすがゆっくりしている自分の都合ペースのスコットランドです。今日はめでたく全部で6記事目の最終回です。

ずっと工事中が続いた頃

過去の5記事はこちらから。

家具の復活


Before → After
ずぶ濡れが乾いた後、ガサガサになっていた家具がビッカビカになって蘇った
復活 ツルツル
復活 ピカピカ

床の復活


濡れて乾いた後の床ですが、端っこがひび割れて丸まってぼこぼこしている状態。これでもオリジナル100年以上前の床板に愛着があり、なんとか保存できないかと模索する日々が続きました。5箇所以上の床板業者に相談しましたが、やはり温存が無理。でも新しい床板には変えたくない . . . 。

最終的に辿り着いた小さなフローリング会社がここでした。

運命の出会い?フローリングの会社

この彼が話すときに真っ直ぐに目を見て話すのが印象的で夫のハートを掴みました。彼、

”自分自身が卒業した、100年以上の古いTyne Castle Highschool という高校が建て直しの際に回収した床板を持っている”

というので、話がまとまりました、こういうのも本当にご縁なんですね。

100年以上も前のパイン材(リサイクル)

旧高校からのリサイクル床板はパイン材。100年以上前のものなので、北欧の寒い地域で育った松の木の種類なのだそうです(推定)。現在収穫できるパイン材はもう少し暖かい地域で急激に大きくなったものが多く、今のものは昔に比べると軽く、粗。昔のものは木目が密で重いのが特徴なのだそうです。

2023年12月、床の工事が始まりました
1週間ちょい 画面向かって左から右まで新しい床ができていく
(床下は灰や石ころなのにはびっくり、これが防音効果なのだそう)
表面を削って無垢にしたあと、どっちの色にするか考えているところ
(散々迷ったけど、淡い色の方を選びました)
2重に塗装して床の完成 クリスマス前の12月22日

荷物運び入れと最後の仕上げペンキ塗り


荷物を運び入れるも、壁側から離して最後仕上げのペンキ塗りへの準備

荷物は壁を避けて部屋の中央にまとめおき
最後の仕上げのペンキ塗り シャッターや枠部分をあえて黄色味の強い白(クリーム色)にして壁の黄色とグラデーションになるようにした


元へ戻す作業


地味な作業を二人で(夫担当部分)
さ〜 やるぞ(私担当部分)
思い出いっぱいのお宝たちです
並べるのが楽しくなってきた
高価なものではないけど大事に大事に
完成!
本棚も元通りに(夫担当)
ソファーも元の位置に戻し
(背もたれ部分にインドネシアのスンバ島で購入したイカットIkatを飾ってます)
クリーニングの終わったカーペットも、避難していた植物たちも戻し
、植物たち この間避難場所探しが大変でした


絵画を壁にかける作業


以前はこの壁には1枚だけだったのですが、この8ヶ月の間にさらに2枚同じ画家の絵をコレクションとして追加購入していたので、位置決めをしました。

3枚をどう並べるか散々迷った
結局横並びに決定
同じ画家 Blanche-Augustine Camus (フランスのneo-impressionist)  による絵なので
パレットが似通っていて、調和してくれた
桜ではなくアーモンドの木
完成


2nd bedroomに8ヶ月保存していた大きな絵もこれで元に戻せる
シングルベッドも元に戻せる
一歩一歩運んで、ご近所の人にヘルプを頼んで
完成
完成
壁に鏡を置くと奥の暗い部分に光が入る

床と天井は新しいものになり、壁は新しいペンキの色になり(クリーム色のNew Whiteと、黄色のDorset Cream)(気に入っています)、家具も磨いてもらい、カーペットもクリーニングされ、気持ちの良い空間になりました。保険の値上がり分と、まだ全額保険会社から支払いが終了していないので、ロスは約1500~2000GBP(=28〜38万)になる見込みですが、それでも結果としては「雨降って時固まる」のような出来事であったような気がします。

8ヶ月お付き合いいただきありがとうございました。


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