これ以上は簡単にならない簡単パン
本当は1週間かけて酵母を育てるサワードゥブレッドを作れるようになりたいのですが、昨日ダイアリーを見ながら酵母育ての計画を立てているうちに、やっぱ無理と今保留中。昔一度失敗してからまだ取り組んだことがありません*。せっかちさんにはまだまだ敷居が高い、しかも家の中は省エネで17度設定なので、酵母さんには寒すぎるような気がします。
なので、パンはインスタントドライイーストに頼りっぱなしです。インスタントドライイーストがなぜ悪いのかというと私見ですが、イースト臭いパンになりやすく、日持ちがしない。
そして、私はパンのコネも苦手です。手の菌とかキッチンの台の菌とか混ぜ混ぜしているように見える(職業病ですかね)。そして狭いキッチンでそういう場所も作りづらい。
つまり
せっかちで
捏ねたくない
ドライイーストを極力少なく
オーバナイツ
翌朝は朝イチで仕込みはミニマム、またベッドに戻る
今日はそんな簡単パンでも美味しい、極みのチャバタをご紹介します。金曜日の夜に仕込み、土曜日の朝遅く食べるブランチパンです。
材料
強力粉 250g
ドライイースト 1g
砂糖 小さじ2
塩 4g
水 200ml(加水 80%)
オリーブオイル 大さじ1
以上を混ぜて、オーバナイツ
翌日朝、眠たい目半開きのまま、クッキングシートの上にバサリ(成形しなくて良い)、オリーブオイルを塗り塗り、またベッドに戻り、二度寝をしたり、メールチェックしたりしてダラダラ >1時間
そろそろ起きて、着替える。オーブンはしっかり温める。温めているオーブン内で野菜のグリルをついでに作ったりしてもったいなくないようにする>30分
200度で25分
出来上がり
いつもはパンにはお砂糖を入れないリーンなパンを作るのですが、お砂糖を少しで膨らみがいいのがわかったので、これはこのまま継続です。
オリーブオイルをたっぷり表面に塗ることで独特のパリッとした感じが出るのでこれも外せません。しかも、食べる時にはまたオリーブオイルにダイブさせて大口でお行儀悪くいただきます。
同じ材料なのに
ちゃんとパンの形(成形)を作りたい場合は水分を70%まで下げます。それだけで別のパンになります。
材料
強力粉 250g
ドライイースト 1g
砂糖 小さじ2
塩 4g
水 175ml(加水 70%)
オリーブオイル 大さじ1
さらに同じ材料なのに
水分を90%まであげればフォカッチャに。
材料
強力粉 250g
ドライイースト 1g
砂糖 小さじ2
塩 4g
水 225ml(加水 90%)
オリーブオイル 大さじ1
水分を変えるだけ、もしくは粉に全粒粉を半分混ぜたり、薄力粉を少し混ぜたり、キャラウエイシードを入れたりバリエーションはありますが、基本は一緒です。焼くときにちゃんと温めたル・クルーゼに入れても美味しいです(が、それさえも面倒な時があるけどね)。
*大失敗のおまけ
お店でSourdough starterというものを見つけて買ってきました
永遠にドライイーストを買わなくて済む???
ということでやってみます。
注意として、”指で”混ぜることと書いてありますが、指についている皮膚常在菌が大事なんでしょうか?そういえばこのお料理のバリ上手い上にエロすぎる男子セドリックはいつも二本指で材料を混ぜています . . .(関係ないけど)
思ったよりも手間がかかります、以下は早送りする部分
”ここに60gのライ麦粉(または全粒粉)と50mlの30度前後のお湯を加えて指で混ぜ、=160g 緩く蓋をして8時間以上放置(暖かいところに)=Young mix starter、もし泡が立っていない場合は最初のYoung mix starterから30g取り出して90gの小麦粉を入れ、150gのぬるま湯を入れて混ぜる(最初のミックスよりも硬め)=270g、すぐ使わない場合はYoung mix starterを冷蔵庫へ。次にProduction sourdough (PS)を作ります。上記のミックス100gに190gの全粒粉を加え、35度程度のぬるま湯120gを加えます=410g。これで12-16時間放置。残りは冷蔵庫へ。そしてパン作り PS300g+全粒粉(またはミックス)400g、塩8g、水(40度)300g=1008g。230度で10-15分、200度で40分”
この方のイギリスで手に入る粉をみて、次回やってみようと思ったりして、メモ。捨てない種レシピもありがたい。
いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。