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こんなことで1万人に1人に選ばれても…。¦親指がコンプレックス。¦

「1万人に1人に選ばれたんです」
と聞くと、どういうイメージを持ちますか?

「すごい!」と良いイメージが強いかもしれない。

私もそう思います。

でも実は喜ばしいものばかりでもないんですよね。

今回は、「選ばれたくなかったなぁ。」というお話です。


早速ですが、実は私の親指はマムシ指です。

マムシ指とは

・親指の第一関節から上が短く、爪が横に広い指のこと。

1万人に1人の割合で発症する。

・短指症、しゃもじ指と呼ばれることもある。

・特徴として器用で美人が多い。(らしいです)

マムシ指の芸能人:篠田麻里子、山瀬まみ、、田中美保、平井理央、辻希美 etc...

たしかに皆さん美人ですよね!

私の実際の親指がこちらです。

爪を切りたてだと、恥ずかしいくらいに短いです…。

今でも多少は気にしてはいますが、学生時代、20代半ばくらいまではまではとてつもなくコンプレックスに感じていました。


小学校時代

小学生のときって、指ゲームやりませんでした?

親指を立てて、宣言した本数が挙がったら抜けられるという、例のゲームです。地域によって掛け声が違うらしいですね。ちなみに私は「いっせーのーせ○○!」でした。

このゲームをするときが恥ずかしくて恥ずかしくて。楽しい反面、親指を指摘されないかいつも気にしながらゲームしてました。このころから、自然と親指を隠すようになりました。


中学生時代

私が中学生になったころ、ちょうど世の中に100円ショップというものが出現し始めて、なんでも100円で買える天国みたいな場所があるらしい…!とたちまち噂になり、遊ぶといえばプリクラからの100均がお決まりのコースになったくらい、当時から100均は激アツでした。

中学生にもなると、おしゃれにも目覚め始めます。お化粧まではいかなくても、つやつやに見えるリップを友達とお揃いで買ったりしました。

当時もう一つ気になり始めていたのが、ネイルです。部活をやっていたのでマニキュアは濡れない、でもネイルチップなら…!とルンルンで買って帰り、つけてみました。

でも、親指だけはサイズが合わないんです。どうしてもつけたくて無理やりぐいぐい押したらバリっと真っ二つに割れちゃって。めちゃくちゃショックを受けたことを今でも覚えています。


高校生時代

校則も部則も割と厳しく、周りにもネイルをしている人がいなくて、ネイルとはけっこう距離がありました。

ただ、唯一この高校生時代に、同じマムシ指の人を間近で見つけたんです。

その人はかわいくて人気者で、「こんな人でもこんなブサイクな指なんだ…!」と衝撃を受けた記憶があります。

でも見たのは1回きり。人にはバレたくない指摘されたくない気持ちを理解していたので、そのことには一切触れませんでした。


卒業後

高校を卒業すると、周りが徐々におしゃれをし始めて、私もそれに伴ってたまにセルフネイルをするようになりました。

アパレルで働いていたときはいつも塗っていて、左手の薬指だけ違う色に塗るのが私の中で流行っていました。意外なところでロマンチストぶりを発揮します。

ネイルサロンに行く人も徐々に増え、私も一度は行ってみようかなと思いましたが、やっぱり親指が恥ずかしくて一度も行ったことがありません。

そんなことは思わないだろうとは思いつつも、「こんな指でも、おしゃれしたいんだ」とかネイリストさんに思われたりしたら…なんて思うといまだに行けないでいます。


幸い、気にしてるのは自分だけで、気づいた人にも「短くてかわいいね!」と言ってもらうことが多く、いじめなどにならなかったことは救いだったなと思います。


その反面、うちの母方の祖母は言わなくてもいいことをズケズケと言ってくる人だったので、ときどき「変な指!」と言ってからかわれて笑われて、泣いていました。それがすごくすごく悔しくて。

まさかの身内に敵がいるパターンです。


あ、あと機能面で困ることといえば、ボーリングです。

穴に指が入らないんです。いや、一応入りはするんですけど、グッと入れる感じなので投げるときに指ごと持ってかれそうになります。ボーリングには完全に不向きな指ですね。

あとはスマホの操作がしにくいなど、日常的に困ることなどもネットに書いてありましたが、もう最初からこういうもんだと思っているので特に不便だと感じたことは私はないです。


手に何かを持って写真を撮るときだけはやっぱりいまだに親指を移さないように撮りがちですが、以前のように悩むことはなく、まぁいっか。と少しだけ気軽になりました。

最近、マムシ指用のネイル?も出てきているみたいなんですけど、あれはどうなんだろう。と少しだけ気になったりもしています。

いつか、キレイにネイルをしてもらえる日が来たら、それは嬉しいことだなと思います😊

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