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Positive Grid Spark GOも凄いというレビュー

ブラックフライデーセールをしていて、丁度ポイントも溜まってるやんということでやってきました。
小さなギターアンプPositive Grid Spark GOです。

THR10IIも小型で素晴らしいのですが、人間とはさらに小型なものを見つけてしまうと、これでしかできない使い方もあるんじゃね?と自分を説得させること山のごとし。さっそく手配したのです。

コンパクトエフェクター並みにともかく小さくて、スマホと連携してこんな拡張機能が使えます。

・bluetooth経由でスマホの音を鳴らす
・チューナー
・エフェクターやアンプのシミュレーション
・コード譜?
・スマホで録画
・すごく気の利いたジャムセッション?リズムマシン?

その他、USB-C接続で充電したりオーディオインターフェイスにも使えます。なんか凄いな。

本体だけでもしっかり鳴っているのですが、裏面がゴムの振動体になっていて、箱っぽいものに乗せておくと低音をサポートしてくれるという塩梅。
ベースを繋げた時はこの使い方が楽しい感じがします。
amazonとかの段ボール箱に乗せるもよし、台所に乗せて収納扉を開けるとか、タンスとか、はたまた車のボディに乗せても面白いですねえ。

唐突に車が出てきたのですが、ミニギターと一緒に車に持っていって、リアハッチを開けてピクニック的に使ったりも楽しいのです。さっそく持ち出してしまいました。
ダッシュボードに置いても良い感じの音が出ますが、運転席で弾くのは窮屈ですねえ。

と、まあこのあたりの情報はyoutubeなどで音や映像と合わせて見た方が分かりやすいのでそちらにて。
個人的にはアプリとの連携やサイズ感が凄いと思ったので書いておきます。

THR10IIを購入した時の驚きレビューはこちら
https://note.com/huaa/n/n88dcad3787fb
あの時は、ギターもベースも同じアンプで使えて、設定できる音色の幅広さとオーディオインターフェイス、bluetoothスピーカー利用というだけで驚いていたのですが、spark GOは上手く差別化しつつ驚きポイントを持っていました。
というか、あの憧れメーカーの真空管アンプヘッド買うたみたいなのは、もはやアレなんか、、ワイは化石や。

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さて、spark GOのエフェクターやアンプシミュについては、ジャンルごとにモデルがあったりして簡単にそれらしいものを手軽に選んだり、エフェクターを一つずつチョイスして調整することもできます。
あの憧れのコンパクトエフェクターをチョイスできるというところが良いですねえ。
でもまあ、ここまでは動画でも見てましたし、THR10も似たようなことできますし、お寿司。

お!ベース用も揃っています⤵

ベース用もあります!

つぎは動画コード譜。
説明書きや動画では良く分からなかったのですが、このあたりから凄い。
アプリの中にyoutubeみたいなページがあり、音楽のジャンルごとに分かれています。適当にチョイス。
なんとコード譜と押さえ方が、動画に合わせて表示されます⤵

昔は歌本とラジカセでしたね

録画機能ですが、こちらも気が利いてます。
↑や↓の音源や自前の曲と合わせて演奏、撮影もできます。
地味に凄いのが、撮影ボタンを押すとカウントインしてくれるとこ。
そして、撮影後に動画の尺を切るくらいのちょっとした編集もできます。

ただ、スマホ本体のマイクで音声を拾っているため、ヘッドホンで撮影しようとすると生音だけになってしまったり、マイクの性能に左右されてしまうところはしゃーない。

もしかしたら、ライン音源で撮影するならオーディオインターフェイス接続も併用、、とかかもしれませんが、私の環境ではスマホ、PC、ipadなので試せませんでした。

そして、、、
ジャムセッションモードというか、リズムマシン的なもの。こいつぁ凄い。

まずはジャムるパートナーを選びます⤵

続いてテンポ設定。
タップして設定。

すると、ちょっと適当に弾いてみ?の画面。
これは、、お前まさか、、

なんと、リズムとベースラインが生成されました!⤵
しかも数曲あり(画面の右側にチラッと見えてますね)、好きなの選んでや状態。

回数課金制になったりしない?

ぼっち練習にTRIOというエフェクターも使っているのですが、機器が分かれていることの良さと悪さがあって、気軽さで判断するならば、全てがパッケージされていて、シールドとアンプとスマホで完了できるというのは本当に凄い。

ギターを始めたころは、シールド、アンプ、ヘッドホン、ラジカセ、楽譜、各機器の電源ケーブルと物だらけの中で練習していて、出しっぱなしだと怒られるし、次第に面倒くさくなっていったのです。
今の時代だと、ギターのストラップにSpark GOをぶら下げてパッチケーブルで接続。あとはスマホや楽譜で相当気軽に練習できますね。
そして、スタジオででかいアンプを使うという塩梅。

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以上は課金無しで使える部分。
課金機能もあるとのことで弄っていたのですが、なかなか課金要素が出てこない。
そして見つけたのはこちら⤵

ジミヘンセット 2200円というのが出てきました。
ファズとかエフェクターやアンプが追加される?方向性なんですかね。
エフェクターリストでは、ワウペダルっぽいものが課金アイテムになっていました。
値段的にこれなら、、本物のワウペダル買った方が、、、ゲフゲフ
ともかく、私の使い方なら暫くは無課金プレイヤーでも問題無さそうです。

この方向性だとすると、ブライアンメイ課金とかも出てきたり、ジャムセッション機能が回数課金とかになったりするのかなあ。

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というわけで、筐体のシンプルさも凄いのですが、スマホで補える機能やサービスが驚きで、ここまで来ると次はどんな広がり方をするんだろうと楽しみになってしまいますね。

出力は5Wなので、最大音量はジャンボアコギを全力で弾くくらいの感覚。家でも怒られ無さそうで公園とかでも楽しそう。
手提げストラップもついているので、座りが悪い時は適当に引っ掛けられてらくちんです。

ちなみにシールドですが、コシの強いシールドではなく、カールコードみたいに柔らかいタイプで使うと取り回しが良くて良いです。
コシツヨシールドを刺すとギターをちょっと動かしただけで、盛大に落下してグリルが吹っ飛びましたw

こんな塩梅⤵
シールドを差すとこをクルクル回してボリューム調整というのもカッコいい。
サイズ感的に、つまみをボリュームのみに集約して、つまみのサイズを大きくしてくれてるのが大変有り難い。

蛇足として、他メーカーやシリーズの小さいアンプも使った事があるものもあるのですが、こんな雑感⤵

大好き ピグノーズアンプ 出力5Wくらいらしい。普段は置物として。たまに弾きたくなる魅力が魅力。楽器的な意味で珍重に扱いたい分、気軽さがやや低いかも。大きなつまみ一つという気軽さは同じ(重要)。ストラップで使うこともできるのですが、今となっては重たい部類に。

紙の箱 シガレットアンプ 音量を上げて歪ませる塩梅。これしかできない不器用な男。だがそこが良い。気づいたらすぐ潰れるけど問題無い。その時はアメスピを吸うとき。

VOX GO10Spark 10 出力10W。spark goと同じく色々できて、つまみで直接操作できるとこも楽しい。サイズ的に気軽さはTHR10と同じくらいですが、バッテリー内蔵か常にアダプター必須かが使い勝手の分かれ目。

spark GOと同等の気軽さなら、VOX GO 3NUX Mighty AIRblack star FLY3あたり。
やれることは少ない分、つまみが多くて本格度がある塩梅。
ギターの時はスマホは見たくない派ならVOX GO 3が良さそう。
ただ、、ネットワークサービスが弱い分、良いアンプを常時使える環境になるとやや出番が少なくなるかも、、。

リアルに操作できるつまみの多さは使い勝手と気軽さにとても影響が大きくて、1台目のアンプならつまみ有の方が良いような気もするのですが、もう色々使ったことがあって、気軽に鞄に放り込んでオンにすれば作ってる音が出ればOKっていう場合なら、spark GOやピグノーズみたいに基本ボリュームつまみのみという方が良い気がしますねえ。
ボリュームポッドって大きいですし。お寿司。

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ここからは、せっかくなのでspark GOにクローズアップ

コントロール部はこんな感じ⤵
左のボタンを押すとプリセットの4音色を切り替え、中央のボリュームはbluetooth経由のスマホ音源の音量調整、その右はイヤホンジャック、一番右はギターを差すジャックとその周りのリングはギターのボリュームです。
ギターボリューム最大まで回すとガッってなります(良い)。

コロコロブラブラするアンプなので、つまみが大きいのが有り難い

本体側面には電源ボタンとUSB-Cジャック。
充電したりオーディオインターフェイスに使ったり。miniBとかじゃなくて良かった。

こんな感じなので、カールコードを繋いだspark GOをソファーとかに放り投げておくと、気が向いた時に音を出せて良いですねえ。

付属のストラップ⤵
ゴムタイプと革タイプ(裏が赤い)。どちらにしようかなあ。

そして、パスファインダー10初心者セット世代からすると、こんなに気の利いたアンプで始められたら、あっという間に上手くなってしまうような気もします。
情報も機材も限られてた時代だと、良い音作るだけで大変でしたよね。そんなとこすっ飛ばせて、とにかく弄り倒せるのも良き。羨ましいなあ。
筐体も音も小さいので、ギターやベース始める方へのプレゼントにも良さそう(うちの子供や甥っ子や姪っ子たちが楽器はじめるかな?とぼんやり思っていたり)

ちなみに、THR10と並べてもこの小ささ!⤵

(バラシてVOX APACHEに内蔵しようかな、、)


~~~~~さらに余談~~~~~
手にしてみましてしみじみと感じたのは、初めてのエレキで良い音出しやすいところから、その後の練習からジャムセッション、作曲してみようかな?のオーディオインターフェイスと広く広くカバーできていて、その後にしっかりしたアンプを購入した際も、この取り回しの良さから出番が無くなることは少ないんじゃないかなあと。
(このユーザーをカバーする範囲の広さから、挫折してしまったとしてもリセールも良さそう)
心配なのは、ネットワーク上のサービスが停止してしまった場合と、充電式なのでいつかバッテリーがダメになるんだなあと(まあ分解して直してしまうんでしょうが、電池式だと凄く良いのになあ)。

オーディオインターフェイスで使うとき(ケーブル接続)は、小さい分すわりが悪いのですが、ここは敢えてフックなどにストラップを引っ掛けてブラブラ状態で使うと良さそうです。
ぶら下げて動きながら使う前提の感じある。

エレキ楽器はアンプも楽器の一部で、そしてアンプを好きに選べるところも楽しいところからすると、楽器の存在感そのものが変わってしまうくらい楽しいアンプですねえ。


~~~~~さらにさらに余談~~~~~
なんと、、なんと、SPARK CABというSPARKシリーズ専用のキャビネットが発売されました
SPARK GOminiなどをアンプヘッドとして、140Wの出力を持つキャビネットを追加できる構成になるのです。

概要はこの公式動画より。

でも、、こういうの数十万円するんやろなあ、、と思っていたら、なんと5万円強

すごいなあと思ったポイントはこちら。
時代が変わってきている感あります。

・SPARKシリーズとは3.5mmステレオケーブルにて接続
・SPARKシリーズの電源になるUSB-Cおよび19Vジャック搭載
・でも140W出力ある

とはいえ、トラディショナルな機能と言ったらいいのか、
XLR/TRSインプットとバランスアウトプットありで、なんでも接続できて卓送りもできる

小さなGOがキャビネットとフットスイッチの組み合わせで凄い広がりを見せてくれますね。


、、、、あ、スタジオに行ったときは、SPARK GOワイヤレスジャックを3.5mmステレオでミキサーに入れたらいいのか


・・・・・・・・・後日追記1・・・・・・・・・・

コンパクトアンプに使いやすいシールドを自作しました⤵

・・・・・・・・・後日追記2・・・・・・・・・・

内部エフェクターに、ノイズゲート→コンプ→歪み→アンプ→MODorEQ→ディレイ→リバーブと一通り揃っていまして、、、
ヘッドホンアウトからミキサーに入れたり、ギターケースの中でマイクで拾ったら、かなり手軽なセットが出来そうと試してみたところ、かなり良い塩梅でした。
でも、、いちいちスマホ弄って切り替えするのが面倒すぎると、周辺機器を調べてみるとワイヤレスフットスイッチなどなど。
また、今年はさらに周辺機器が増えるようで、考えながら待ってみようかなあ~


ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、試行錯誤を繰り返して、楽しかったり上手く行ったところを書いていたりします。 貴重なサポートを頂けますと、なおさら色んなことを試して書きます!