20240426 晴れのち曇り

おいの11歳の誕生日だ。メッセージを送ろうと思うが、たぶんまだ塾なので待っている。
おいは母方(私の妹)の気質を引いている。
生きづらい人生になるかもしれないが、いい面もあると思って、少しでも楽しく過ごしてほしいと思う。

おととい、「テルマ&ルイーズ」の4Kリストア版を近所の映画館で観る。
30年ほど前の公開時には観ていない。
色褪せないとはいっても、社会状況はだいぶ変わっている。舞台はアメリカだが、今はこれはないなと思う箇所がいくつか。
サンダーバードがE.T.になったかのようなラストシーンは絵的にはとても美しかったが、やはり自死は美化してはいけないと思う。
なんともいえない後味の悪さというかやりきれなさの残る映画だった。

それにしてもこの映画館でかける映画はだれが選んでいるのだろう。おそらく、私と同年代の人じゃないかなと思う。
今は「ピアノ・レッスン」もやっている。この間は「レザボアドッグス」、「トレインスポッティング」。同時代感がすごい。
いずれにせよ、わが町の良心だ。なんとかふんばって閉まらないようにしてほしい。

「センスの哲学」(千葉雅也)を半分くらいまで。
千葉さんの言うことは、切実によくわかるし、強いシンパシーを感じるし、この本についても、読んでいて「そうそう、そういうことやね」と思うのだけど、千葉雅也の本としてはそれほど読む必要がないかなという感じ。
こういうの書きたかったのかな。書きたかったんだろうな。
センスの良い人になりたいと思って読むと肩透かしを食うと思うが、そのような人は結構いるかも。松浦弥太郎ではないのよ。