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不登校だった頃、母親に家にいて欲しかったか?

母に家にいて欲しかった。

でも2.3時間だけ外に出て欲しかった。
(わがままですね)

不登校だった頃 母親は
家にいてくれてた。
それまでパートをしていたと思うけど

母親が家にいると安心する。

不安で押しつぶされそうになった時、
家に母親の気配があると安心する。
いざとなったら なんとかしてくれる。
そう思えていた。

少しずつ家の生活に慣れた頃は
一日中、人の気配を感じるのは疲れた。

急に部屋に入ってきて
嫌なことを話しかけられるかもって
(そんな事ないんだけど)
頭の隅にそんな考えがよぎる。

そんな気持ちを察してくれたのか
母は時々祖父母の家に行った。
買い物に出かけた。

母が出かけたら少しホッとする。

玄関から音が聞こえるまで
誰からも邪魔されない一人の時間。

何がしたいってわけじゃないけど
自由を感じ、気持ちが解放される。

この時間は誰の思いから
僕は縛られない。

そしてしばらくすると
「ガチャ、ガチャ」玄関で音がする。

母が帰ってくれた。

自由な時間は終わり、
母が帰ってくれたことに安心する。

でも・・母は帰った時に
僕がちゃんと生きていてくれるか
心配な時期もあったと思う。

僕も一人でいて、もう先は見えない。
もう考えるのが嫌だって思った時もある。

そんな時期をあった。

そして僕が
フリースクールに行き始めた。

落ち着いた頃
母はまたパートに行き始めた。

僕がフリースクールに行けるように働いてくれた・・・


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