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金融教育を始めるときにおすすめの本(資料)とは・・・

金融教育は様々な専門家が、いろいろな考え方を話しているが、私はあえて金融機関から教員になった身として金融教育の考え方を大切にしたいと考えてる。「お金を稼ぐことは悪だ。」とか「投資はギャンブルだ」と話す人が多いが、このような考え方を持っている人はナンセンスである。
確かに昔は、株や先物取引等で悪徳な営業があり、大きな損失を出した人がたくさんいた。そのために投資は危ないもの、お金を稼ぐことはいやらしいといった風潮が広がった。私が必要だと考える金融教育は「投資教育」ではなく、生涯設計教育である。これから、不安定で不透明な世の中を生きていくうえで、いくらお金が必要か、ライフイベントを生きていくうえで、どれだけ資産が必要か、経済を回すためにどのようにお金を使っていくかを広めていきたい。
商業の教員として、簿記の時間に検定の取得の勉強はするが1番大切なのは会社の財務状況を把握できる力をつけることである。いかに実践的なビジネスの力をつけることができるかである。
私が金融教育の入り口として読むべきと勧める本はいくつかあるが、特に金融教育の本質について書かれてるのが、藤野英人さんの「投資家がお金よりも大切にしていること」である。この本は会社員設立前からずっとお付き合いして頂いている元東京証券取引所企画統括役で、東証マザーズの創設者白橋弘安先生から教えてもらった。投資とはの前の段階で、お金についての考え方や投資マインドについての大切さが書かれていて、非常に言葉が入って来やすい本になっている。金融教育を始めるものとしては、ぜひ読んでみてはどうだろうか。

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