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だいすきだったままちゃんのお話だけ。
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届くわけのない気持ち

届くわけのない気持ち

『 またね 』とわたしが言うと
「 気を付けて帰るんだよ 」と返された。

これが最後の会話になるなんて思わなかった。

初めて会った時どんな職員さんか分からなくて
戸惑って緊張していたわたしに
いつも笑顔で挨拶などをしてくれていた。

本当に今でも思い出すぐらい素敵な笑顔。

笑い方も声も姿も仕草も全部、可愛かった。
だからなのか色々な人に人気だった。

働き始めてから色々とお話をした。
そした

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涙

いつもわたしが泣いていたら
ままちゃんはティッシュを持ってきてくれて
「涙を拭きなよ」って言ってくれた。

わたしが涙ぐんだ声していたら
あなたはただ優しい目で見つめてくれて
ただ優しく頷いて見守っていた。

わたしのこの涙は、ままちゃんやあなたに
会いたいからなのかもしれない。

ああ…あいたいな…

ありがとうとだいすき

ありがとうとだいすき

「 ままちゃんさん退職したよ 」

数時間前こんな連絡が来た。

わたしは放心状態になってしまった。

『 え…ままちゃん…? 』と頭の中はパニック状態。

ままちゃんが退職した理由は家庭の事情。

家庭の事情で辞めた人これで何人目だろう…
結構前にも家庭の事情って言って辞めた人が居た。

でも家庭の事情以外にも理由がありそうだ。
だってままちゃんは人一倍に仕事を頼まれてたし
休みの日も出勤してる

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あいたいひと

あいたいひと

今もし会えるなら誰に会いたいだろう。

そんなことを聞かれたらわたしは悩まずに
二人の職員さんの名前を上げるだろう。

一人目、ままちゃん。

ままちゃんが秋に事務所から離れたから
なかなか会うことが出来なくなった。

わたしがままちゃんに会えるタイミングは
ままちゃんの居る場所に仕事が入った時だけ。
でもそのタイミングも分からない。
職場がシフト制だから週に一回や二回会えたり
本当に会えない時は

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ままちゃんが残してくれた言葉たち

ままちゃんが残してくれた言葉たち

共通の趣味の職員さんに出会う前に
自分のことをたくさんお話してたのは
ままちゃんっていう職員さん。

ままちゃんとお別れをした訳じゃない。
前より会う回数が減ってしまった。

ままちゃんは今までたくさんの言葉を
わたしに残してくれた。

その中の二つを紹介する。

一つ目。
わたしが『死にたい』と言った時に
ままちゃんが言ってくれた言葉。

“ 死にたいと思うのは自由だよ。
でもね自分を傷つけるの

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