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北欧ライフ:食品廃棄について

コロナウイルスが世界的に広がっている中、みなさんはどうお過ごしでしょうか?

デンマークでは、多くの会社や学校はオンラインに移行しているので、みんな自宅で待機しています。

私の学校は、料理とサステイナブルな生活を学ぶ学校なので、自分で食材を揃えなくてはいけないなど少し大変な部分はありますが、ビデオ会議サービスのZOOMを使用して、料理、家庭菜園、退屈や思いやりとは何かを考える授業など、こんな状況の中でも何ができるかを先生たちが中心となっていろいろ考えてくれています。

いろんな状況下の人がいると思いますが、こんな時こそ思いやりを持って行動するのが大切なのかなと思います。みんなで支え合って、この大変な時期を乗り越えましょう。

そして、ずっと家にいていつもより時間ができたので、学校での授業の記録も兼ねて、久しぶりにブログを再開しました!

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数週間前の学校でのランチです!

全てクラスメイトたちの手作りでどれもとっても美味しかったです!

一見普通に美味しそうなランチですが、このランチを作るのに使われた材料、実はクラスメイトたちがあるところから、無料で、集めてきたのです。

みなさんどこかわかりますか?

・・・実はこのランチ、スーパーなどで廃棄されていたゴミを集めてきて作ったものなのです。

汚い!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全く腐っていない野菜や、冷凍の野菜、袋いっぱいに詰められたパンやケーキなど、全然食べられるものがたくさん捨てられているのです。この日に集められた材料で、50名もの生徒全員がお腹いっぱいになる量の料理が作れました。

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環境問題意識の高いデンマークでも、まだまだスーパーマーケットやベーカリー、レストランからの廃棄はこのようにたくさんあります。それに加えてデンマークの家庭で購入された食材の20%は食べられることなく、ゴミとして廃棄されてしまっているそうです。

特にパンなどはシェルフライフも短いので、ベーカリーで働いていた友人曰く、店員は廃棄される予定のパンを持って帰っても良いのだが、1日何個までと決まっていて、それ以外は結局廃棄されるそうです。その廃棄されるパンの量は毎日ゴミ袋3−5袋くらいと言っていました。

みなさんにゴミ箱を漁ることをオススメしている訳ではないです!が、こうゆう現実を改めて見て、知って、それぞれの家庭や生活を見直すきっかけ、考えるきっかけになったらいいなと思っています。

コロナウイルスの影響で頻繁に買い物をしていない方も多くいると思います!そうすると、どうしても野菜などが腐ってしまうこともありますよね。腐る前に冷凍したり、調理して長期保存できるようにすれば廃棄せずにすみます!

ちなみにうちではりんごを大量に買って、悪くなりそうだったので、ジャムに。そして、大量に焼いて硬くなってしまったパンはフレンチトーストにしました!

みなさんも健康を大切に、良い週末をお過ごしください!


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