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【どろんこ村日記_Day1】たった5分の会話で心を奪われる

旅暮らしを再開するため、実家がある広島から夜行バスで出発、3/11(月)早朝に名古屋へ到着。

名古屋駅前のビル群は本当に背が高い

自分が運営に携わっているウェルビーイングスクールFOLKE代表の桜子さんと名古屋で会って、一緒に作業をしたりランチやお茶をして、いよいよどろんこ村へ。

名古屋駅から名鉄、豊橋鉄道、バスを乗り継ぐこと約3時間(この間、もちろんPCで仕事しながらの移動)。
17時にようやく到着。

バスの窓から見えた三河湾

入口に自信が無くて、それっぽい扉を開けると、きっと夜ご飯なんだろうなあと思う匂いが漂ってきた。扉を開けた目の前は、家庭科室みたいな調理場で調理器具などが置いてあって電気が点いてなかったけど、調理場からスライド式扉を一枚挟んで奥側は電気が点いていて、何人かがその空間にいた。


どろんこ村の人じゃなかったらどうしよう
(位置的には合ってる確信はあったけど)
と不安になりながら、電気の消えた調理場に入ってきたおばちゃんに声をかけたら、「ああ!よかったら中に入って!」と言われて、中に入れてもらった。


中に入ると、どろんこ村を運営しているちみえさんが「あら、今日からOPTIONに滞在する人?どうぞどうぞ座って」って優しく声をかけてくれてめちゃくちゃ安心した。

予定ではそのままOPTIONにどなたかが車で送ってくださるとのことだったけど、まだみんなが畑作業などから帰ってきてなくて、しばらくここにいさせてもらうことに。


ちみえさんがどろんこ村のパンフレットを3種類(初版、第二版、最新版)を自分に渡してくれながら、どろんこ村のことを教えてくれた。
以下の言葉は、ちみえさんとはじめましての会話をしてからものの5分くらいでお話ししてくれたこと。この話を聞いて、一気にどろんこ村のファンになったし、ここを選んでよかったとすごく思った。

どろんこ村のパンフレットたち


「どろんこ村は、簡単にまとめると、農業と教育の二本柱でやってるの。でもね、〈教育〉っていう言葉は使いたくないの。誰かが教える、ではなくて、自分が体験して実感して欲しいから。それがいちばんの学びになる」


「ここで育てている野菜は全部有機JAS認定をとってるの。でも、有機JAS認定を目指してやってきたわけじゃない。自分たちの生産方法が、たまたま有機JAS認定のやり方だっただけ」


「ここで飼っいる豚は、有機豚に認定できるってとある担当者に言われたけど、私たちはしてない。豚の餌の中に、賞味期限切れのバームクーヘンなどのお菓子も含まれているから。

私たちは、〈究極の安全なものをつくりたい〉よりも<子どもたちが体験として学んでもらえる場にしたい〉思いが強い。

大量のみりんかすを見るよりも、子どもにとって身近なお菓子がこんなに大量に廃棄されているんだって目で見ると、自分ごとになりやすいでしょう。」

この会話から、どろんこ村は

  • 人にも動物にも地球にも優しい暮らしをしていること

  • 次世代への継承に重きを置いていること


を大切にしながら実践していることがすごく伝わってきた。


まだ自分の仕事が残っていたから、ここでPCを開いて仕事をさせてもらいながら、ちみえさんたちとお喋りしていたら、作業から帰ってきた人たちが3人(ゆいちゃん、だいきさん、りかちゃんの3人。この人たちのストーリーも面白いんだよなあ)。遅れてちみえさんの旦那さんひろしさんが帰宅。

「よかったらここで夜ご飯食べちゃったら?」とちみえさんに言われて、ありがたくいただくことに。

この日の夜ご飯の一部

ビュッフェ式で、自分が食べたいものを食べたいだけ装うスタイル。お米はいつも発芽玄米。やっぱり誰かが作ってくれたごはんは美味しいな。

食事をしながら、みんなで対話をしながら、時間はあっという間に過ぎ、ちみえさんの娘さんご夫婦に車でOPTIONまで送ってもらうことに。


OPTIONに到着してからは、一緒に送ってもらった住人のりかちゃんにOPTION内の使い方などを教えてもらい、シャワーを浴びて就寝。


初日から濃い時間だったなぁ。

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これまでのどろんこ村日記はこちら


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