オーガニック先進国ドイツ
みなさんこんにちは!日本全国旅暮らしをしているもーりーです🍁
2月7日~2月20日まで滞在したドイツ🇩🇪
滞在の目的は2つ。
①世界最大級のオーガニック見本市BIOFACH / VIVANESS
②子どもの個性を尊重し、「生きる力」を大切にするシュタイナー教育を取り入れている幼稚園&学校
を視察すること。
オーガニックに関しては、 身近にあるスーパーからもたくさんの気づきと学びがあって 日本も近い将来そうなればいいのになあと思うこともたくさん!
そこで今回は、オーガニック先進国として注目されているドイツの背景について紹介していきます📝
オーガニック農業のはじまりと道のり
ドイツでは、オーガニック農業が比較的早くから発展。1920年代から1930年代にかけて、バイオダイナミック農法や有機農業の原理を提唱した、ルドルフ・シュタイナーの思想がドイツの農業に影響を与えました。シュタイナーの考え方は、自然との調和を重視し、有機的な農業システムの発展に寄与する方法でした。
第二次世界大戦後、ドイツ国内では環境への関心が高まり、有機農業運動が盛んになりました。1970年代には、有機食品の需要が急速に増加し、政府も有機農業の支援を始めました。1980年代には、有機農業の認証制度が整備され、有機食品の市場が拡大していきました。
ドイツ政府の支援と独自の規制
オーガニック農産物の生産者や生産業者への支援策として、ドイツ政府は補助金や助成金、財政支援が提供されています。また、オーガニック農業の普及や促進のための啓発活動や教育プログラムも実施しています。
ドイツ政府は、オーガニック製品に対して独自の規制を導入。これは、農産物や食品製品がオーガニックであることを保証するための規制です。
EUのオーガニック規定に加え、ドイツは国内でより厳格な基準を設けています。化学肥料や合成農薬の使用や遺伝子組み換え原料の使用禁止はもちろん、生産過程でも環境保護や動物福祉を重視しています。
また、ドイツでオーガニック製品を生産・販売する業者は、認証を受けることが必須。これにより、消費者は信頼性の高いオーガニック製品を選ぶことができます。
オーガニック製品に対するドイツ人の考え
ドイツの消費者は、オーガニック製品への関心が高く、食品だけでなく、化粧品や衣料品などの需要も年々増加しています。
ドイツ人は、オーガニック製品を購入することで「健康」「環境保護」「動物福祉」にも繋がると考えているそう。
オーガニック製品は農薬や化学肥料を使用せず、遺伝子組み換え原料も含まないため、健康への悪影響がないこと。
オーガニック農法が土壌や水源を保護し、生態系への負荷が少ないこと。
そしてオーガニックを選択することで、家畜が正当な扱いを受けていること。
環境への配慮や動物愛護への関心があるドイツ人ならではの選択かもしれないですね。
オーガニック先進国ドイツのこれから
オーガニック製品への需要が増加していることもあり、ドイツのオーガニック市場は今後も成長が見込まれます。
技術革新や持続可能な農業への投資も進んでおり、オーガニック製品の生産性や品質の向上が期待されています。
さらに、国際的にもオーガニックへの関心が高まりつつあり、ドイツのオーガニック市場は今後も成長を続け、引き続き、オーガニック先進国としてドイツが世界を牽引していくことと思います。
おわりに
ドイツがオーガニック先進国となった背景には、歴史的な背景や政府の支援、消費者の関心、産業界の取り組みなどがあることがわかります。古くから根付いた環境や動物に対する尊重や持続可能な生活への価値観が、ドイツ国内でオーガニック農業や環境保護への関心を育んできたんだろうなと思います。
今日、私たちは地球環境への負荷を最小限に抑えながら、健康的で持続可能な未来を築くため、重要な選択を迫られています。
私たちの日常での選択が、自分にも動物にも地球にも優しい生き方に直接つながっていく。藤原ひろのぶさんの「買い物は投票なんだ」のメッセージ通り、日々の買い物はまさに投票。
オーガニックの普及がまだまだの日本。もしかしたら、もっと時間がかかるかもしれないけれど、私たちひとりひとりの小さな行動の積み重ねが、日本だけでなく地球の豊かな未来を支えることを信じて、行動していけたらなと改めて思ったドイツ滞在でした。
次回は、ドイツ滞在の目的の一つ世界最大級のオーガニック見本市BIOFACH / VIVANESSのレポートをしていきます!
最後まで読んでくださってありがとうございました🍁
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