私だけかも知れませんが、一般の人よりも物覚えが悪く、コツを掴むのも遅いです。

また、理解力、空間能力も低く、重度の方向音痴です。

更に手先も不器用で、もうアルバイトなんかは使えないレベルのダメ人間でした。

■人の5倍は繰り返す

私のアルバイト歴は散々な結果でした…。

ビル掃除以外のアルバイトは、全て半年以内にクビになりました。まぁ、それだけ使えない人でした。

不器用で勉強も好きではなかったので、高校卒業と同時に人手不足だった親戚の印刷屋に勤めました。

親戚の印刷屋には、私の友達も働いていました。しかし、その彼は手先は器用で、コツも掴むのが早く、物覚えも早くて要領が良い。成長スピードを比べると天と地の差がありました。

そんな時に、実家の家業も人手不足になり、未熟なまま実家に戻りました。

友人との技術の差は開くばかり、そこで私が取った行動は家業の仕事が終わってから、親戚の印刷屋に無償でアルバイトをして、苦手だった梱包作業を練習しました。

そして、友人よりも長い時間を働きました。　更に土日も休みを返上して働きました。

少しずつ、少しずつ、私は成長して行きました。

■他人と比べない

少しずつ成長はしていても、手先が器用で要領が良い友達との差は開くばかりです。

もう、心が折れました。あんなに長時間労働でも差が縮まらない。

私にとってはライバルでも、相手にとってはライバルすらならないレベルでした。。。

あまりに肉体を酷使し過ぎて、両手首が腱鞘炎になり、箸も持てないぐらい悪化しました。

■気づきと路線変更

今となっては何がきっかけだったかは思い出せませんが、当時は『何かのきっかけ』で私は生きるヒントを見つけました💡

それは、「他人とは比較しない』という事です。そこから、路線変更しました。

ライバルがいても競わない。相手と自分の成長を比べない。

唯一、比べるとするならば『過去の自分とだけ比較する。』ことに専念しました。

■過去の自分を越えろ

0.1mmでも構わないので、過去の自分よりも成長する。　ライバルではなくて過去の自分を越えることのみに集中してみました。

途中で、何度も何度も挫折しました。。。

その度に、無理し過ぎないように目標を軌道修正しました。

ちょっと辛いぐらいの目標に設定した所、それも達成できずに挫折しました。

『あぁ、なんてダメな人間なんだろう…。』激しく落ち込む私…。

■小さな１歩の凄さを知る

最終的には、『簡単すぎて誰でもできる！』と思えるレベルまで目標を低くしました。

毎日、罵倒されて怒られても、辞めないで働いている俺は偉い。と自分自身を励ましました。

今日は、少しだけミスが減った。でも、今までよりもミスしてない！オレ凄い！

今日は、少しだけ上手く印刷ができた！良く頑張った！オレ凄い！

どんな時でも、自分を励まし、時には自分を鼓舞しつつ、常に他人の2倍以上は働きました。

それから数年後、ライバルたちに少しだけ追いついてきました。

■自分のオリジナルを持つ

それでもライバルとの差は開いていきました。

彼らが持っていないスキルを探す為に、彼らの仕事をじっくりと観察してみることにしました。

そして、試行錯誤の繰り返しで辿り着いた強みが見つかりました。

それは、『誰もやらないこと』、『未知のこと』だけチャレンジする🔥

結果的に、そのチャレンジは大失敗しました！

しかし、既に仕事の依頼を受けてしまい、もう断ることすらできません。

そこから、納品が終わるまでは他人の５倍ほど働きました。

もう、過労と心労で3週間で5kgも体重が減りました。

しかし、この仕事で初めて自分の力だけで80万円の純利益を上げる事ができました。

これがきっかけで、少しずつ稼ぐスキルを身につけることになりました。←独学です。

そして、いまも当時の経験が活かされています。

毎年、複数の不可能な事にチャレンジしていますが、必ず1つは可能にしてます。

ただし、可能になるまでに1〜2年ほど失敗を繰り返しますが💦

なので、ADHDでも他人の５倍、無理なら２倍ほど経験を増やせば、一般の方と同等のレベルまでは到達します。←どんなに早くても、1〜2年は結果は出ませんが…💦それでも、やり続けると結果は出ます。
　

■息子

いま、自分の子供にも自転車を根気強く教えています。
やっぱり、近所の子と比較すると覚えるのが遅いです。
しかし、幼少期に自分も経験しているので、当時の自分を思い出しながら教えています。

練習中に他の子供がいると、どうしても『できない自分』に落ち込んでしまいますので、誰もいない別の場所に移動して2人きりで練習しています。
その成果が出てきたみたいで、少しずつ上手になってきました。