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高校生の娘が先輩の家に泊まりに行くってよ。そのとき母として出来ること。

うちには現役女子高生がいる。
青春真っ盛り。
もちろん、めっちゃ可愛い(ただの親バカ。笑)
でも彼氏いない歴もうすぐ3年…。

男性への理想がものすごく高く(私の娘なのに何故…?)なかなか「この人なら」って思うひとがいないとのこと。
「菅田将暉レベルなら、すぐOKするんだけどねー。」
うーん・・・。
菅田将暉レベルは、キミには用は無いかもねー…。

そんなこんなで周囲の友だちが恋愛を楽しんでいる中(ま、楽しいばっかじゃないだろうけどさ)「友だちと一緒にいる方が楽しいし」と恋人不在のまま過ごしてきた長女。

が。
先日。
娘「今度の土日、東京に行ってくる~」
私「へー?泊まり?」
娘「うん」
私「どこに泊まるの?ホテル??」
娘「いや、向こうに先輩がいて、泊まらせてもらう。」
私「そうなんだ!それはラッキーじゃん。いいねぇ。」
娘「土曜日バイト入っちゃったから、終わってから夜出る。」

ん?
東京に遊びに行くだけなら、バイトを入れてない次の土日のほうが良くないか?
突然「母の勘」センサーが針を振り切る。

私「ねえねえ、つかぬ事をお伺いしますが。その先輩って、もしかして男性ですか?」
娘「あ、はい…。」

んまー!
正直!!笑

一瞬躊躇するが、すぐに高校生だった頃の自分を思い出し、そのめちゃくちゃぶりと目の前の娘を比べて「あの頃の自分より、この子はマトモだ。」と心を落ち着かせる。
ここで反応を間違えてはいけない。
娘が私に正直に打ち明けた気持ちを、しっかり受け止めなければ。

私「せっかくならバイトのない土曜日に行けばいいのに…。あ、そっか、早く会いたいのか。」
娘「あ、はい。」

んまー!
正直!!2度目。笑

私「そーかそーか。とうとう大人の階段上がっちゃうのか!!」
娘「いや、それは無いでしょ~」

それは無くないでしょ!笑
男のひとり暮らしの家に泊まりに行って「それは無いでしょ」が本気なら甘すぎるだろ!

さて、ここは親としての正念場。
判断を誤ってはいけない。

私が反対したところで娘は行くだろう。

となると私に出来ることって、なんだろう…。
ぐるぐると脳内で作戦を練る。

娘から、ちゃんと話をしてくれたってことを良い方向で考えよう。
変に反対して娘の心が遠ざかって、何の情報も開示してもらえなくなって立ち入れなくなる方がよほど怖い。
実際に娘の友人で、妊娠したことを母親に打ち明けられずに日が経ち、ギリギリの時期で中絶手術をしたが身体を壊してしまった子もいる。
恋人と旅行に行きたいけど親が反対するからアリバイ工作して欲しいと、娘の友だちから頼まれたことも何回かある。

高校生ともなれば、親がどんなに反対したって、自分のしたいことはやり遂げるのだ。

それに、いつかは通る道。
初めての男性と結婚することなんて、ほぼあり得ないんだし、本人が納得した相手とのセックスなら、悪いことではないのでは?
あれだけ理想の高い娘が「この人なら」と思ったんだろうし。
それに、もう18歳だしね。

18歳の私に比べたら…。以下自粛。

って、この時点でもう、母親目線というよりも先輩目線な自分が笑える。

私「そーか。じゃあ、とりあえず避妊具は私が買ってあげるから持って行きなよ。」
娘「えー?要らないでしょー。そんなことしないよー。」
私「いや、自分にその気が無くても相手がその気だったら、抵抗しても無駄だと思うよ?体力的にもね。もし、その覚悟がないなら今回は行かない方がいいと思う。もし行くなら、それなりの覚悟と準備はしていったほうがいいよ?」
娘「それぐらいなら撃退グッズとか買って欲しい」
私「催涙スプレーとか??」
娘「そうそう!」
私「あのねー、相手だって人間なんだよ。自分が同意の上で泊まりに行ったのに催涙スプレーとか、そんなひどいコトしちゃダメだよ。かわいそうじゃん。それぐらいなら泊まりに行くのは止めときなよー」
娘「んー、わかった。じゃあ、それは要らない。」

私「あとね。手土産を持たせます。私が大切に育ててきた娘だからね。相手にもあなたを大切にしてもらいたいからね?手土産を渡して、ちゃんと挨拶してね?」
娘「ありがとう、わかりました。お願いしまーす。」

その後もラインで
「セックスは人生においてとっても大切なことだから、セックスを嫌いにならない方がいいと私は思う。最初に嫌な思いをするとセックスを嫌いになっちゃうかもしれないから、この人ならって思わないなら今のうちにやめておいた方がいいよ」
「生理周期的には妊娠の可能性は低いけれど、絶対に避妊はして。避妊具は性病予防の観点からも使った方がいい。それに避妊しないような男は、あなたを大切にしてくれないって事だから、よく考えて。そのあたりは恥ずかしくてもちゃんと頑張ってね」
「大切に育ててきた娘だけど、いつかは必ず通る道だし、自分が納得した相手なら反対はしない。でも、困ったことがあったら必ず話をして。」
と力説の長文を送りつける、おばちゃんな母。

そして娘からの返事は「あー、はー。」で終了。笑

「で、それでも行くの?」と聞くと
「それでも行く。」との答え。

というわけで。
何年ぶりかにドラッグストアで避妊具を買う。

どれにしようか、かなり迷った。
2枚入りで足りないのも…。(装着失敗するかもしれないし)
かといって半ダース持たせたら、やる気満々すぎるか??
でもデザインとかも可愛い方がいいだろうし、枚数少ないのはパッケージがイマイチ…。
って事でお手頃のベネトン半ダースを購入。

避難具売り場で、あれこれ迷う50歳。
「もう必要なくね?」って誰かから思われてたら面白いのになー。
と思ったけど残念ながら売り場はガラガラでした。笑

その後、若者好みの手土産を用意し。
「いざとなったらこれを使って」と10000円札を渡し。
バイト終わりの娘を最寄り駅まで送る。

「行ってらっしゃい」
「うん!いってきまーす。」

そしてふと思った。
あんなに力説してあれこれ用意したけど、実は初めてじゃない可能性もあるか…。笑

まあ、どちらにしろ、母の愛は伝わったに違いない。
という自己満足で完結することにした。

そして。
昨晩無事に帰ってきた娘を迎えに行って「楽しかった?」と聞いたら。
「うん、まあね。でも、これ以上は絶対、喋らないから!」と釘を刺された。笑

別に私だって、娘のセックスの詳細なんて聞きたくないやーい!

帰宅して、娘が言った。
「手土産も、その他の色々も、ありがとうね。」
そして、笑顔。
そっか、良かった。伝わったみたいだ。

母親としてすべきことじゃ無い!と憤慨される方もいるだろう。
でも、本当に娘を守れる方法は何なのか。
そう考えた結果の行動なので後悔はしていない。

世間は広い。
まあ、こんな母親もいるって事で。

あ、反対意見の方のコメントは不要なので、その場合はスルーでお願いいたします。
かしこ。