見出し画像

若いうちに受験勉強を本気で頑張っておくことは将来的に見て非常に良い投資になる

昨日の小倉優子の大学受験の結果でネットの反響は大きく二極化している、絶賛する人と私のように批判する人に真っ二つに別れているが、それだけ彼女が話題を呼ぶ人ということだろう。
もう既に40近くになろうとしている彼女が勉強を頑張っているのは確かにそれだけを見れば凄いことだが、昨日も書いたように「ならなぜ若いうちに頑張らなかったの?」と聞きたい。
正直な話、何か目標があって大学に行くならわかるが、どうもゆうこりんはYouTubeチャンネルの動画などを見る限り、本気で勉学の意思があって大学受験をしたようにも見えないのだ。
大学は本来行かなくてもいいところであり、高い教養や思考力の基礎を身につけたい人だけが行くべきであって、そういう意思がない者がお遊び感覚で行くところではないと思う。

世間では称賛されている彼女の大学受験だが、結果からいえば「甘い」としか言いようがないし、そんな無名の大学に4年間も通ったところで何になるのか?という話である。
それに、若い頃に勉強をしっかりやっておかないと大人になった時に踏ん張りが効かず大して伸びないのだなあということをまざまざと見せつけられた感じだ。
今回を見るにつけしみじみと感じるのは若い頃に浪人してでも受験勉強を行い大学をきちんと卒業しておいて良かったということだ、色々な意味で。
私は別に彼女が大学受験を志して頑張ったこと自体は否定してはいない、誤解のないように言っておくが彼女は彼女なりに精一杯に頑張ったのであろう。

しかし「頑張った」で許される甘い世界ではないのが大学受験であり、白百合女子以外全滅したという結果が彼女の1年間の努力を物語っている。
私が北予備で浪人した時も散々口を酸っぱくして言われたが、どれだけ綺麗事を言っても大学受験は所詮結果が全てであり、合格できなければ「努力した」とはいえない。
「努力は実る」というキャッチフレーズが有名な北予備だが、それは逆に言えば「実る努力」をしなければ合格できないし、実らない努力なぞ単なる徒労である
それだけ厳しい世界だからこそ、自分の実力をきちんと「合格」という結果で示せた時が一番嬉しかったし、母校に報告に行った時は元担任も諸手上げて喜んでくださった。

なぜ18〜19という青春時代に大学受験を本気で頑張るのか?それは受験勉強に一番適している年齢だからであるが、将来的に見て非常に良い投資になるというのが何より大きい。
特に今は世の中が目まぐるしく変化している時代であり、この激動の風の時代を前に多くの人は惑わされているが、そんな中でも「大丈夫」といえる思考力の基礎を養うことができた。
学校で教わったことや大学受験で身につけたことが何の役に立つのかという声は未だに上がるが、そういう人はまともに大学受験をやり切った経験がないのだろう。
長期的に見て大学時代の学問も含めて経験した思考のノウハウや知識は大人になって社会へ出ても十分通用する資産となるものであり、勉強ほどコスパのいい投資もないのである。

世の中にある現象や便利なものを見て「なぜ?」を問いかけ、物事の裏に隠された本質や共通項などを見抜く思考力や洞察力・観察力はどこに行っても通用する。
ネット上では約10年近く続けたことも含めていまだに多くの人からは嫌われ続けている私だが、子供の頃に見ていたスーパー戦隊シリーズを多角的に読み解く癖は大学時代までに培ったものだ。
それが私の作品を見る目をより引き上げてくれたし、そういう向学心で居続けるからこそ素敵な方々とも知り合うことができて現在に至っているのだと感謝している。
そう、若い頃に何か歯を食いしばって必死に頑張って自力で勝ち取った経験は、それがお金稼ぎに役立つ云々を抜きにしても、自分を支える大きな武器となってくれるのだ。

幸い、私は小さい頃から「言葉」が好きだったし国語も英語もで天衣無縫のように勉強を楽しんでいたからこそ辛いはずの大学受験だって大いに楽しむことができた。
そしてその経験が今でも形を変えて仕事でもプライベートでも活きているのであり、つくづく若い頃に本気で勉強をやり込むことは大事なのではないかと思う。
もちろんそれは勉強でなくてもいい、スポーツであってもビジネスであっても、何であれ若い頃に人生をかけて本気で何かをやった経験は大人になって活きてくる。
逆にいえば若い頃に本気で何かをやったという経験がない人は大人になっても心のどこかに「若い頃頑張っておけば良かった」という後悔やコンプレックスを抱えて生きることになるだろう。

小倉優子が今後大学進学して何を学びどんな大人になるかは知る由もないし興味もないが、どんな形であれ自らの力で勝ち取ったこの合格を無駄にしないで頂きたい。
数多の受験生との競争に打ち勝って席を1つ勝ち取ったのだから、それを将来に向けての資産に変えられるかどうかは全て自分次第である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?