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海外に「住む」と「滞在する」の違い

このテーマは、私がフィンランドに来て体験した2つの経験に基づいて書いています。

職場で


一つ目は、職場の同僚がクロアチアからきていて外国人としてこの国で暮らすことのリアルを教えてくれました。

例えば、仕事を見つけること、特にフィンランドはオンライン化がかなり進んでいます。
そのため、フィンランドの銀行アカウントがないと公共交通機関の定期チケットや病院の予約サービス等あらゆることが使えません。

フィンランド人の友達が現金しか持っておらず、
ヘルシンキのレストランで会計がカードでしかできなかったこともありました。

私の場合1年間の滞在でしたので銀行口座を使わなくてもなんとか生きられましたし、フラットも借主がいる中にシェアハウスをしていたのでラッキーでした。

住むとなると自分で住む場所や銀行口座アカウント、税金もろもろの話がより深刻になることがわかりました。

シェアハウスで

私のルームメイトの関係について詳しく書くのは避けますが、
ジェンダーによって人生でどんな問題を乗り越えてきたのかを聞きました。

普通とは何か、普通の人生と相手のことを思いやる気持ちと自分の気持ちとの葛藤がこちらにまで伝わって泣きそうになるくらい考えさせられました。

普段はフィンランドとアジアで遠距離をしている二人です。

しかし、将来について話し合うために今フィンランドに来ています。

そのパートナーと別れて、今待ってくれている相手の元にいき普通の生活を送るか、それとも今まで多くの問題を乗り越えてきたパートナーとこちらに住むか。。。

その大きな選択を今週中にしなくてはいけない状況です。

相手によって、住む場所も人生も変わるため
人生最大の決断と言ってもいいくらいです。

もし仮にAさんを選んだ場合
違う国に住み、子供のことや家族のことも考えています。

しかし、そのまま心に従うわけにはいかず、
Bさんとの今までの関係を考えた時、すぐに決断ができないのも無理がありません。そのような苦渋の決断を迫られている話を聞きました。

そして、その方から「もしあなたがその状況だったらどうする?」と聞かれ
私の場合に置き換えた時に何も言えませんでした。

心に従いたいけど、頭でたくさん考えて何が正解なのかわからなくなったしまう。道理では説明できない、葛藤がそこにはありました。

そんな住むことの厳しさを感じた滞在でした。

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