見出し画像

第三の故郷、中つ国へ

LOTRが好きだ

ロード・オブ・ザ・リングが好きだ。初めて観たのは中学二年生のときだった。テレビで観た。そして、これが私のオタク人生の始まりだった。
父の影響で当時からパソコンを使っていた私は、インターネットでファンサイトや二次創作サイトを観るのが日課になった。それから今日まで、多くの映画・漫画・アニメ・その他諸々にハマってきたが、最終的に戻ってくる場所はLOTRだ。中二という、文字通り多感な時期に出会ったLOTRは、私に多大なる感動と、影響を与えてくれた。

気晴らしは必要

近頃、メンタルが落ち込んでいた。今はある程度回復してきたが、何をするにもやる気が出ず、代わりに口からため息が出るばかりだった。
やる気がなくても、やったほうがいい家事はある。なにか、気晴らしがほしい。人が喋っている声が聴こえるだけでいい。私はアマプラの「ゆるキャン△」や「ARIA」を流しながら、なんとか家事をこなすことに成功した。ちなみに前者はもう何度も視聴済みで、後者ははじめて観た。どちらも素晴らしいアニメだが、今回の記事とは趣旨がズレるので省略する。

「ホビット」はながら見に丁度いい?ばか言え!

昨日の夜のことだ。私は、最近のルーティーンに組み込まれつつある、家事の最中に流し見する動画をさがしていた。そして目に留まったのが映画「ホビット 思いがけない冒険」だった。当時映画館で観たが、「悪くはないけどLOTRのほうが面白い。期待しすぎた」というのが正直な感想だった。だから一作目しか映画館で観なかった。
だが今回、三度目の視聴によって感想は大きく変わった。

「ホビット」は、「LOTR」と同じくらい面白い。

LOTR「より」とは言えない。LOTRへの思い入れがあってこそ、ホビットも楽しめている。そこに嘘はつけない。だが、「ホビットならながら見に丁度いいやろ」と思ったことには、地面に額をこすりつけて謝りたい。ながら見なんてできなかった。本当に面白かったです(土下座)

懐かしくて美しい世界

ホビットを視聴して、とにかくすべてが懐かしく思えた。始まるときのあのメロディー、ホビット庄、袋小路屋敷、フロド、ガンダルフ…冒頭ではビルボが可哀想な目にあっていて見ているのが若干辛かったが、それは置いておくとして…行ったことがないのに、なぜか懐かしく感じるのだ。
美しい風景にも目がない。避け谷を観た瞬間には、特段エモい気持ちになった。「裂け谷だ…!」とついはしゃいでしまうくらい、私はあの場所が好きだ。
一作目のラストシーンも最高だった。間一髪のところを便利屋大鷲に助けられ、朝の絶景に囲まれながら、トーリンがビルボに謝罪するシーンだ。「なんで?」と思われるかもしれないが、もうとにかく美しすぎて、めそめそ泣いてしまった。LOTRから変わらず、大迫力の大絶景を提供してくれるピーター・ジャクソン監督には、足を向けて眠れない。

中つ国に行きたい

そしてふと思った。もしかして私、中つ国が好きなのでは? 元々ファンタジーやSFは大好きだが、こんなに心動かされて「行ってみたい」と思うのは珍しい。
あの世界が好きだ。人が、種族が、生きて戦い、歴史が刻まれている、美しい世界が。もちろん美しいだけではない。ときには目を背けたくなるような事柄も描かれるから、美しさに更に惹かれてしまうのかも。
とにかく私は中つ国に行きたい。だって現実生きるの辛いし…映画を観ている間くらい、リアルを忘れさせてほしい。

ちなみに、私が特に行ってみたいのはホビット庄と裂け谷と、戦時中ではないゴンドールだ。要するに、安全を約束された場所しか行きたくない。適当なことを言って、万が一神様に願いを叶えられてしまったら、即、死ぬ運命だろうから、きちんと要望は主張しておく。言うのはタダだ。

更に補足しておくと、私の第二の故郷は上高地なので、やっぱり綺麗な場所が好きなんだと思う。

しまった。
ストーリーとアクションについて触れるの忘れてた…どちらも最高だった…ガンダルフおじいちゃんは昔から杖で殴っていて…レゴラスが大活躍して…キーリとタウリエルのはオリジナル要素らしいけど、違和感なく馴染んでてめっちゃ良かった…夕飯を作るのでこれでおしまい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?