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005 水の4大特性 ②-2【水抵抗:プールはさながらオールインワンのトレーニングジム】

結論から言うと、プールでの運動は筋トレにもなります。

・水抵抗は空気抵抗に比べて12倍も大きい
・抵抗を受ける身体のてこや面で負荷が変わる
・動くスピードで負荷が変わる(すごく)

だいたいこれらの理由で筋トレに必要な要素が満たせるし、筋力の個人差にもしっかり対応しちゃいます。

さらに素晴らしい点は

三次元抵抗によって、立位でも全身をトレーニングしやすい

三次元抵抗については前回のポストを参考にしてください。

以上のことから

ウエイトトレーニングのように種目の度に姿勢を変えたり器具を変えたり色々と面倒がない、「オールインワン」なトレーニング環境がプールの大きなメリットになると僕は考えています。

ただ、デメリットもあります

陸でやるトレーニングの負荷は重量という絶対的な不変の要素があるのに対し、水の中の負荷は、はじめに述べた通り、抵抗面、てこ、スピードで変化します。

これは、簡単に言い換えると

それらの要素をコントロールして、自分で強い負荷を作り出す必要がある

ということです。
つまり「頑張って負荷をかけないとトレーニングにならない」んです。このあたりをサボると屁のつっぱりにもならない負荷にしかなりません。

もう一つは

負荷の再現性が低い

こと。

例えば20キロの負荷で行うベンチプレスは、何回やっても20キロの負荷を扱うことになんら変化はありません。

しかし、水の中ではその時の動きの面、てこ、スピードが微妙に違ってくることから毎回同じ負荷をかけることが難しいんですね。なので良くも悪くも負荷は「だいたいこれくらい」になります。

まとめ

プールの中で筋力トレーニングもできることは分かっていただけると思います。

ただ、メリットもあればデメリットもある。ご自分のタイプでウエイトトレーニングかプールでトレーニングかを決めるといいと思います

ざっくりでいいから、手っ取り早く全身を鍛えたい

→ プールがおすすめできる方
時間はかかってもいいし、効果を出すために、負荷をはじめとしたトレーニングの管理をきちんとしたい

→ ウエイトトレーニングがおすすめな方

少し飛躍しましたが、水抵抗があるからプールでの運動は素晴らしいものになる事を是非知っておいてください。

それではまた

#プール #アクアビクス #水泳 #水中ウォーキング   #ワークアウト

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